024・仲間外れは誰 ページ26
「下に降りる方が分かったよ」
「あぁ、俺達も沢山見つけたぜ」
1番乗りで気が付いたと思ったのに。
既にキルア達は５つも隠し扉を見つけていた。
教えるまでもなかったか。
「ゴンとオレはこの中の一つをそれぞれ選ぶことに決めた」
「罠にかかっても恨みこなし。レオリオとクラピカとAはどうする？」
ゴンの言葉に3人はお互いの顔を見つめ合う。
迷いのない表情をしていた。皆考えてることは一緒か。
代表者してクラピカが「私達もそれで構わない」と告げる。
誰がどの扉を下りるかジャンケンで決め、それぞれ配置につく。
「ここでいったんお別れだ」
「おう、死ぬんじゃねよ」
「絶対に下で会おうね。約束ね」
お互いに激励し合い。
カウントして一斉に回転式扉を押し中に飛び込む。
レオリオ以外は綺麗に着地。
「アハハ、短い終われだったね」
「‥‥おう」
知ったメンバーにゴンとキルアは苦笑いしつつ安堵する。
どの扉を選んでも同じ部屋に辿り着くようになっていた。
「Aは‥‥？」
ただ1人除いては。
歯止めなく真っ逆さまに落下していく。
狭い穴を抜けた瞬間、空中で身を器用に捻り体勢を整え着地する。
「窮屈すぎ。あっ、汚れたじゃん」
ぶつぶつ文句を言いながらマントについた埃を払う。
暗闇に目を慣らし小部屋をぐるりと見渡す。
ふっと目の端で影を捕える。
何かいる。
「そこにいるのは誰⁈」
ごく僅かな人の気配に臨戦体勢をとり目を凝らす。
「やあ❤︎Aが来るとわね❤︎」
よりによって。
この声、まさか。
「ヒソカ‥‥！」
毛嫌いしてたにも関わらず飛行船で気を許して寝てしまった。
何故か妙に気まずさを感じる。
と同時に頭の片隅で2次試験の残虐な場面が鮮明にフラッシュバックした。
貼り付けた笑みを浮かべ近づいてくるヒソカに対し、僅かに腰を落とし懐に忍ばせてる小刀に左手を添えた。
今は試験中。
また襲い掛かって来るかもしれない。
「警戒しなくても、攻撃したりしないから♠︎」
真実か否か表情から探るが全くもって汲み取れない。
警戒心を剥き出しの私にヒソカは両手を上げ敵意がないことを示してきた。
どうやら、嘘ではなそうだ。
Aは全身でため息をつき張り詰めた警戒の糸を解く。
ヒソカは大きく目を見開き一瞬驚いてる様子だったが、すぐ楽しそな笑みに変わる。
「クククク♠︎信じるんだ？ボクは気まぐれで嘘つきだよ？」
ラッキーカラー
あずきいろ
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カラス - ヒソカたまらん、、更新楽しみです待ってますー (2021年9月3日 4時) (
レス) id: 2cdebcf1aa (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - めっっちゃ萌えます‥！！ヒソカの変態っぷりも良いですし出会い方やストーリーがめっちゃ好きです‥！！(*≧∀≦*)ぜひ更新よろしくお願いします！m(_ _)m (2019年8月13日 0時) (レス) id: cdff23c672 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ(プロフ) - フェイタン天使さん» ありがとうございます！！やる気が出て更新しました、笑 良かったら引き続き読んでください！よろしくお願いします(_ _) (2017年9月6日 3時) (レス) id: 427ac8eeed (このIDを非表示/違反報告)
フェイタン天使(プロフ) - ヒソカあああああああああああ！！！優しい少年の方も萌えたけど、今の変態ヒソカの方も十分に萌えます！！更新待ってますw (2017年9月5日 22時) (レス) id: 36a76390b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹枝六花 | 作成日時：2017年8月24日 23時
