019・一時の休息 ページ21
Aは激しく見つめられている的確で精密な視線に、気づかないふりをしてネテロの話に耳を傾けていた。
「なんともいえぬ。緊張感が伝わってきていいもんじゃの」
次の試験会場まで飛行船での移動となりネテロも同行することとなった。
「次の目的地へは明日の朝8時に到着予定です。各自、自由に時間をお使い下さい」
ビーンズの言葉に張り詰めていた空気が緩むのが手に取るように分かる。
受験者達が疲れ果てげっそりしている傍ら元気な声が響く。
「ゴン‼︎飛行船の中、探検しようぜ」
「うん!!Aも行かない？」
笑いを噛み殺し「行っておいで」と声をかける。
疲れはないがゆっくりしたい気分だった。
「元気な奴ら‥‥、」
「本当にね」
子供の成長を見守る親の眼差しで、はしゃぐ2人を見送る。
口元に笑みを浮かべ、両手を頭の上で組み背中をぴんと伸ばし固くなった筋肉をほぐす。
試験が始まった時は退屈過ぎてストレスが溜まるかと思ったけど。
この子達と居るとなんだか楽しくて見てて飽きない。
行動に興味をそそられる。
それに、"一緒に居たい"て思ってる自分がいた。
「オレはとにかく、ぐっすり寝てーぜ」
「私もだ。おそろしく、長い1日だった」
レオリオとクラピカは疲れたと言わんばかりに、ゲンナリしていた。
2人のゲッソリした顔を見てついつい(名前は)苦笑してしまう。
2次試験は一時はどうなることかと思ったがなんとか合格出来て良かった。
「A、お礼言ってなかったな。あの時は助かった。ありがとうよ」
「あっ、うん。見て見ぬ振り出来なかっただけ」
不意にそんな事を言われると恥ずかしい。
Aは顔をゆがめて笑った。
「さてどうする？」
「お腹空いたからご飯食べない？」
お腹をさすりアピールをする。
今日クマワシのゆで卵以外は何も口にしてなくて空腹だった。
それにとりあえず一息つきたいのと、この部屋じゃない場所へ行きたかった。
「それもそうだな」
たわいのない話をしながら食堂へ移動する。
クラピカとレオリオは嵐の船での最悪な出会い。
ドキドキ2択クイズ、魔獣キリコ、試験会場に到着するまでの出来事を話してくれた。
私達は時間を忘れ会話に花を咲かせるのであった。
食事から戻ると2人は疲れもあったのかすっと穴に落ちたように眠りについた。
Aは起こさないよに足音を忍ばせ電気を消し部屋を抜け出す。
「おやすみ」
ラッキーカラー
あずきいろ
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カラス - ヒソカたまらん、、更新楽しみです待ってますー (2021年9月3日 4時) (
レス) id: 2cdebcf1aa (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - めっっちゃ萌えます‥！！ヒソカの変態っぷりも良いですし出会い方やストーリーがめっちゃ好きです‥！！(*≧∀≦*)ぜひ更新よろしくお願いします！m(_ _)m (2019年8月13日 0時) (レス) id: cdff23c672 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ(プロフ) - フェイタン天使さん» ありがとうございます！！やる気が出て更新しました、笑 良かったら引き続き読んでください！よろしくお願いします(_ _) (2017年9月6日 3時) (レス) id: 427ac8eeed (このIDを非表示/違反報告)
フェイタン天使(プロフ) - ヒソカあああああああああああ！！！優しい少年の方も萌えたけど、今の変態ヒソカの方も十分に萌えます！！更新待ってますw (2017年9月5日 22時) (レス) id: 36a76390b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹枝六花 | 作成日時：2017年8月24日 23時
