012・フードに隠れた美 ページ14
「ねぇ、ヒソカが言ってた俺とレオリオは合格って一体‥‥」
どう言う意味だとゴンが不思議そうに尋ねた。
「奴は試験官ごっこだと言っていた。つまりヒソカは我々を審査してたのさ」
試験官ごっことは悪趣味な。
でもあの男ならならやりかねない。
「どうやって？」
「多分ヒソカなりの勘や経験で私達にハンターとしての素質や将来性を感じたのでは？」
2人は私の言葉に耳を傾け障害となってる木を飛び越す。
ゴン達の実力はまだまだヒソカに及ぶものではなかった。
"今殺すにはおしい人材"そんな風に思ったのかも。
「奴にハンターの素質があるとは私は絶対に思わない！」
クラピカの言う通り。
ヒソカの行いは決して許されるものではない。
「殺されるかもしれない極限の状態なのにさ、俺あの時少しワクワクしてたんだ」
「変だよね」と言って苦笑いする。
ゴンにAはそんな事はないよと言い返し先を急ぐ。
連れて行かれたレオリオが心配だ。
「どうやら、たどり着いたみたいだよ」
無事に湿地帯を抜けビスカ森林公園2次試験会場に辿り着く。
その頃には深い霧もすっかり晴れていた。
辺りを見渡しレオリオとヒソカを探す。
背後からゾッとする視線を感じゴンとAは振り向く。
ヒソカが笑みを浮かべ何かを指差す。
その方角に木に凭れ掛かったレオリオの姿が。
Aは鋭い眼光でヒソカを睨みつけ、レオリオの元に急いで駆けつける。
「ん──美味しそう❤︎」
腫れ上がった頬以外は無傷だ。
治療しなくても大丈夫だろう。
「しかしなんで俺こんな怪我してるんだ？」
「どーも湿原に入った後の記憶がはっきりしなくてよ」
レオリオ以外が面食らってぽかんとする。
霧の中ヒソカに殴られた出来事を覚えてない様子だった。
「良かった無事で私はA。よろしくねレオリオ」
ずっと被っていたフードを下ろす。
小さな顔に整いすぎた目鼻立ち。
冷え冷えとした印象を与えるほどの美貌に、雪国の生まれなのか白くて美しい肌に水を含んだ朱色の唇。
そして、引き込まれそうな深い憂いを湛えた蒼い瞳。
誰もが息を呑むほどの美しさに、ゴン、レオリオ、クラピカは開いた口が塞がらない。
あれ？皆んなどうしたの。
Aは奇妙な焦燥に駆り立てられる。
「皆んな、驚いてるんだけど？私、何か変‥‥？」
丁度こっちに向かって来るキルアに声を掛けるが、スケボーを落とし穴が空くほど凝視される。
ラッキーカラー
あずきいろ
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カラス - ヒソカたまらん、、更新楽しみです待ってますー (2021年9月3日 4時) (
レス) id: 2cdebcf1aa (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - めっっちゃ萌えます‥！！ヒソカの変態っぷりも良いですし出会い方やストーリーがめっちゃ好きです‥！！(*≧∀≦*)ぜひ更新よろしくお願いします！m(_ _)m (2019年8月13日 0時) (レス) id: cdff23c672 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ(プロフ) - フェイタン天使さん» ありがとうございます！！やる気が出て更新しました、笑 良かったら引き続き読んでください！よろしくお願いします(_ _) (2017年9月6日 3時) (レス) id: 427ac8eeed (このIDを非表示/違反報告)
フェイタン天使(プロフ) - ヒソカあああああああああああ！！！優しい少年の方も萌えたけど、今の変態ヒソカの方も十分に萌えます！！更新待ってますw (2017年9月5日 22時) (レス) id: 36a76390b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹枝六花 | 作成日時：2017年8月24日 23時
