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紫耀side ページ29

バレた









紫耀「バレたか…。ジンに花もたせたかったのに」









A「紫耀が…最初から読んで?」









えっ?









俺まで泣くかもな









紫耀「わかった。ジン、ごめん!」









ジンから手紙を預かり









紫耀「Aへ
Aと出会ってもう何年も経ちますね。Aの最初の印象は、とっても可愛いでした。いつもツインテールに可愛いワンピースを着てましたね。その頃から俺は好きでした。
小学校、6年間、クラス一緒だったよね。
3年生の時、Aに告白してきた男子を殴っちゃって、Aまで泣かせちゃってごめんね。
俺、ずっとAは俺のものだと思ってたから、嫉妬したんだと思う。
その時またAのことホントに好きなんだって気づいた。
それから中学生になり、またまた3年間同じクラスでしたね。
中1の時から3人でバカやってとっても楽しかったよね。
でも中学2年の夏、俺はとんでもないことをした。
親が暴走族の先輩に付きまとわれて、Aをぶっ潰すと言われた俺は、Aに何も言わずコソコソと先輩と付き合ってた。
それで先輩とキスしてるところをAに見られて、俺たちの仲は決裂した。
Aからは"紫耀"じゃなくて"平野"と呼ばれるようになった。
俺、スゲーショックだった。
物心ついたときからずっと"紫耀"って呼ばれてたから。
それから俺は女遊びばかりして、Aを忘れようとした。高校になって、くるみという彼女も作った。でも、どこかでずっと、Aのこと考えてた。
いまお前にはジンがいるけど、言わせてくれ。
俺にはAしかいない。
俺はAを今までもこれからもずっと愛し続ける。
そして今日、Aの17回目の誕生日をお祝いできてホントに良かった。
おめでとう。 紫耀より」









Aは号泣してる









それを見て俺も泣いてしまった。

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作者名:耀渚 | 作成日時:2017年5月22日 12時

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