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紫耀side ページ19

部活終わり









ファミレスにて









駿真「さあさあ、福原Aの好きなところ語ってもらいましょう!」









5人「イェーイ!」









紫耀「Aのいいところは…気配りができる。細かい変化に気づく。一緒にいて楽。以上!」









圭「ありがとうございます!ではトーク開始!」









駿真「一緒にいて楽。これは恋愛において一番大事だよね」









侑「たしかに!一緒にいて楽な相手じゃないとずっとはムリだしね」









グサッ…









この時俺は思った









くるみといる時









俺は楽だと思ったことがあるのかな?









圭「紫耀深刻そうな顔してるけどどーした?」









もういうか!









紫耀「俺、くるみといるときっていい彼氏ばっかり演じてるのかもな」









駿真「突然どうした?」









紫耀「なんだろ。わかんないけどさ、くるみに好かれるような言葉ばっかり言って、ご機嫌取りしてるような気がしてさ」









旬「じゃあさ…」









紫耀「でも、くるみと付き合ってるの楽しいよ。それにさやっぱり、俺にはAを幸せにする資格はない。だからさ…諦める!俺にはムリ!」









駿真「お前ホントにいいのか?」










紫耀「…いいんだ!もうどう頑張っても届かないなら。俺も目の前の幸せ、大事にする」









静まる空気









紫耀「何だよー!俺の失恋記念日お祝いしてや!」









圭「だな!紫耀の新たなスタートに乾杯!」









6人「乾杯!」









これでいい









これでいい









俺は何度も自分に言い聞かせた









気持ちを蓋で押し込めるように

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作者名:耀渚 | 作成日時:2017年5月22日 12時

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