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紫耀side ページ17

昼休み







駿真「まずは会話してこい。天気とかなんでも」







紫耀「えームリだって!」







旬「できたら部活終わりにコンビニでミルクレープ奢ってやる」







紫耀「じゃあ行く!」







とたまたま1人でいたAに近づく







紫耀「渚奈」







A「平野。なんか用?話すことなんてないよね」








冷たい…








紫耀「ちょっと来い」







A「はあっ?意味不明」







とAの腕を取り空き教室に入った







A「何なの!わたし、平野と話すことなんてない!」







と教室を出ようとするから








瞬間的に腕を掴んだ







紫耀「話、最後まで聞けよ」








A「…わかったよ」








紫耀「ごめん!あの時、Aを傷つけてごめん!あの時、Aに心配かけたくなくて、Aに危害を加えられるのを防ぐために、付き合ってた」








Aはあの時と同じ、一筋の涙を流してた








A「なんで…なんで私を守ろうとしたの?私、悲しい。そのために好きでもない先輩と付き合って、したくもないキスして。それって、私よりも何倍も紫耀の方が傷ついてるじゃん!そのことを相談されなかった私は…やっぱり…紫耀の隣にいる資格はない。それにもう私たちは昔みたいには戻れないよ。それに紫耀には彼女がいるじゃん。私にも勇太がいる。だから昔に固執しないで、今の幸せを大切にしたほうがいい。じゃあね」







返す言葉が見つからなかった







Aを守るために付き合ってた







って言えば







すぐ元に戻れると思ってたのに…







相談されなかったことがショック







紫耀の隣にいる資格ない







昔みたいに戻れない







昔に固執しないで今を大切にしたい








まさかだった。

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作者名:耀渚 | 作成日時:2017年5月22日 12時

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