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2.妖精と世界樹-随意飛行- ページ14

「うぇ……ふらふらする……」

俺は内心ドキドキしつつ空へと浮き上がる。
現実ではあり得ない浮遊感に奇妙な感覚を覚えた。

「すごいなぁ……現代の技術って……」

俺は感嘆しつつそう呟いて、補助コントローラ無しで飛んでみようとコントローラを納める。
しかし、流石に早すぎたか、翅の動かし方が分からないままに下へと落ちた。

「うぎゃぅ、」

どすん、と背中を打ち付けて、少しうめく。
そのまま空を仰ぎ見て、ため息をついた。
ひらりとアイが降りてくる。

「……失敗してたね」
「言わないでよ……」

そう返して、むくりと体を起こす。
背中を見れば、ぴくりと翅が動いた。

……んー……。

「これさ、どういう感覚で翔ぶの?」
「え、わかんない」
「えぇ……」

アイはちょこんと俺の肩に座る。

……補助コントローラを使って翔んでたときの感覚……肩甲骨ぎゅ、って寄せて……空に体を浮かすイメージ……。

目を閉じて、強く強くイメージする。

「うん?
……あ、翔んだ」
「え、嘘!?」

アイの声に、思わず声をあげて目を開く。そこは確かに、夜になりかけた空だった。

「お、おお……?
すご、本当に空……翔んでる……」

思わず感嘆の息を漏らす。
そうしていると、ふと、肩の上から飛びたったアイは、俺の手を取った。

「ね、キリトさんたちはここにはいないの?」
「あ、覚えてるの?
いるよ、……そうだな、合流しないとなぁ」

そうだそうだ、キリト。忘れてた。

合流しようって打ち合わせたけど……お互い世界樹が共通認識としてある場所なんだよな……。

キリトなら……黒いの好きだしスプリガンってやつ選んだだろうなぁ……。

……そうだ。

SAOと同じフォーマットなら、フレンド登録的なの残ってる、かも……。

そう思って、ウィンドウを開く。
なんとなく探れば、それはすぐに見つかった。

「あ、あった……けど、……なんでこいつシルフ領にいるんだよ……」

色じゃなくて速さ重視だったのかな……。

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硝子屋(プロフ) - ベルモットさん» うーん、まだ決めかねています。GGO編、アリシゼーション編は一応考えているのですが……。 (2019年10月31日 19時) (レス) id: 2cd0d38961 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - ALO編ですね。個人的な意見になりますがマザーズロザリオ編は投稿される予定とかってありますか?失礼でしたらすみません。 (2019年10月31日 0時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
硝子屋梛霧(プロフ) - レミィさん» あああ、遅くなってすみません!そう言っていただけて嬉しいです、これからもよろしくお願いします! (2017年10月15日 15時) (レス) id: d7d1167bbc (このIDを非表示/違反報告)
レミィ - めっちゃ続き気になります!楽しみに待ってます!! (2017年9月24日 11時) (レス) id: 0799c0de6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梛霧 | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年9月17日 8時

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