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「な、凪さんっ!ごっ、ごめ…なさいっ!」









ぶつかった子が顔面蒼白で私に謝罪してきた。








「わ、私…!わざとじゃなくて……!」








幸い怪我のなかったこの子が、怪我をした私以上に泣きそうになっている。









これは事故なのに。









それか、私が無表情なのが怖いのかもしれない。










『いや、大丈夫。私もぶつかっちゃってごめんね』









「でっ、でも……!」








ただぶつかっただけなのに、最早誰かを刺しちゃったとか、誰かを轢いてしまった時のような反応。









それが、この子には申し訳ないけれど少し面白くて笑ってしまいそうになった。









「保健室に行くか。凪、立てるか?」







『あ、はい……っつ』








捻った足に負荷をかけないように立とうとすると、少し足が動いただけで痛みが全身を駆け巡った。








思わず患部を手で押さえて座り込んだ。








そんな私の様子に体育の先生が「担架持ってくるか」と言った。









え、担架??







え、やだやだ。









そう言って拒否したかったけれど、言う前に私の体が床から離れ、浮いた。








『……っぇ』







それと同時に、包まれる感覚がして。












「A先輩動けないなら、俺が保健室に連れて行きますよ」










その声で、先輩と呼ばれるのは変な感じがした。










目の前には、いつもより近い距離にある玲王の顔。








脇腹と膝裏に違和感があった。








……なんだか、野次馬から黄色い悲鳴が聞こえるけれど。








『…………玲王…?』







「え、御影が?」







突然の第三者の登場に、体育の先生も驚いている。








「はい。もう俺が出るゲームないし、いちいち担架持って来て、それまでA先輩の怪我放置するの、心配ですし」








すごいそれらしい理由並べてる。








ちょっと、理解が追いついてない。








「そ、そうだな……。じゃあ頼んだぞ、御影」







「はい」










人好きのする笑顔を浮かべ、足を進める玲王。










まって、なにこの状況。











混乱していると、後ろの方から聞こえてきた。










__玲王くんにお姫様抱っこされて羨ましい












そこでやっと理解した。












『(待って、担架の方が良い)』











私重いから、ねぇ、ちょっと。










無視しないで。

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にゃんころぴー(プロフ) - 咲夜(さくや)さん» 更新しました!!続編が出来るまで気長に待っていてください!更新頑張ります!! (10月4日 4時) (レス) @page50 id: fb697037df (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(さくや)(プロフ) - 続き楽しみにしています。更新頑張ってください (10月3日 8時) (レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころぴー(プロフ) - なななさん» お待たせしました!!長い間待ってくれてありがとうございました! (2023年3月21日 14時) (レス) id: fb697037df (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - 更新待ってましたぁぁぁ!最高です!!! (2023年3月20日 23時) (レス) @page25 id: c932391468 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころぴー - 早桃さん» 読んでいただきありがとうございます!週4で小テストがあるので更新速度は亀さんですが、沢山更新出来るように頑張ります!!(ง •̀_•́)ง (2023年1月17日 8時) (レス) @page1 id: 1659dd201e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にゃんころぴー | 作成日時:2023年1月7日 16時

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