この姉弟は俺を狂わす。【ブルーロック】

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ご飯はちゃちゃっと作れるミートパスタにした。






後手抜きスープとサラダ。







誠士郎も流石にお腹が空いていたのか、いつもみたいにフォーク片手にぼーっとすることが無く食べ進めていた。









サッカーをするようになって今まで以上に体力を使うようになったもんね。








ご飯の量、ちょっとずつ増やしてみようかな。





スポーツをするなら尚更栄養は大事だし。











『そうだ誠士郎』







パスタの麺をフォークでくるくると巻く誠士郎に声をかけた。








『今日誠士郎の担任の先生から聞いたんだけど、この前の国語のテストで赤点取ったのって本当？』








そう聞くと、誠士郎は「…あー」と興味無さげに思い出したように反応した。









『赤点取るのは別に構わないけれど、ちゃんと言ってくれないと。お母さんに一応近況報告しないとだから』







「赤点取った」








『もう遅いです』








基本的に放任主義なお母さん達だけど、県を離れての子どもだけの2人暮らしは少々心配らしく、「最近どう？」とか「最近何かなかった？」とかの近況報告を求めてくる。







その時にもちろん勉強とか成績のこととか聞かれるし。








まぁ、「赤点取った」って言ってもあの人達は興味を示さないと思うけれど。








私達の勉強面のことはあまり心配してないし。









『ちなみに、なんで赤点取っちゃったの？』







スープの具材を刺しながら聞く。







誠士郎は今もなお食べ進めている。今日はよく食べるね。








「文章読むのめんどくさくなっちゃった」









だよね。








国語は覚えちゃえば点は取れるし、なんなら社会も覚えるだけだから得意と中学の頃言っていたから、暗記ができる誠士郎が国語で赤点を取るとかまず思えないし。









『次は気をつけてね』






「いえっさー」

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