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宝物だなんて、初めて言われた。
そもそも、「宝物」は人間に使う代名詞なのか。
というか、”も”ってことは誠士郎も玲王の”宝物”ってこと？
『私も玲王の宝物なの？この子から聞いたけれど、私はサッカーに興味無いしあなたの夢の手助けはできないよ』
口先だけで私を自分の宝物にすることが出来て満足気だった玲王にそう言った。
「や、俺はおもしれぇ奴が好きなの。それこそ、Aとか凪はすっげぇ俺のタイプ！」
『…そうなの？ありがとう』
「Aのこと、軽々しくタイプとか言わないでよ、玲王」
そう言って頬を膨らませる誠士郎に玲王は「ごめんって」と、誠士郎の頭を撫でる。
すごい玲王。
誠士郎の扱い方がわかってる。
すると、玲王が「あ！」と何かを思いついた様に声を上げた。
「そうだ。じゃあA、サッカー部のマネージャーになってよ！」
「無理だよ」
私が先に言う前に誠士郎が拒否した。
「…は？何で」
明らかに不機嫌そうな声音と表情になった玲王。
御曹司の機嫌を損ねてしまったみたい。
「Aは部活に入ってない代わりにバイト入れてるから」
「バイト？」
誠士郎が言っていることは本当のことだ。
でもそれだと放課後が暇過ぎてつまらなかったから、暇つぶしがてら何か資格を取得しようと思ったのだ。
バイトがない日に検定勉強をして、バイト代が溜まったら検定を受ける。
検定料くらいは、自分で払いたかった。
学歴が残せる高校に行きたくて、わがままを言ってまで白宝に入学したのだ。
私は特待生入学で授業料は今もなんとか免除されているけれど、学生寮の家賃代はお母さん達に払ってもらっているし。
『シフトは少なめだけどね。私にも事情があるから、ごめんね』
「…ﾁｯ」
え、舌打ちしたんだけどこの子。
口を尖らせても無理なものは無理だからね。
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にゃんころぴー(プロフ) - 咲夜（さくや）さん» 更新しました！！続編が出来るまで気長に待っていてください！更新頑張ります!! (10月4日 4時) (
レス) @page50 id: fb697037df (このIDを非表示/違反報告)
咲夜（さくや）(プロフ) - 続き楽しみにしています。更新頑張ってください (10月3日 8時) (レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころぴー(プロフ) - なななさん» お待たせしました！！長い間待ってくれてありがとうございました！ (2023年3月21日 14時) (レス) id: fb697037df (このIDを非表示/違反報告)
ななな(プロフ) - 更新待ってましたぁぁぁ！最高です！！！ (2023年3月20日 23時) (レス) @page25 id: c932391468 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころぴー - 早桃さん» 読んでいただきありがとうございます！週4で小テストがあるので更新速度は亀さんですが、沢山更新出来るように頑張ります！！(ง •̀_•́)ง (2023年1月17日 8時) (レス) @page1 id: 1659dd201e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃんころぴー | 作成日時：2023年1月7日 16時
