ep.20 ページ22
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ダラダラと何をするわけでもなくただ話すだけ。
あっという間に外は夕暮れ時になっていて、解散することに
今日は顧問が休みやから、と珍しく最後までいた謙杜くんと肩を並べて歩く。
謙「 …あ、あのさ、」
「 ？ 」
謙「 今度の日曜空いてたり、する？ 」
「 日曜…空いてる、けど。 」
自転車を押しながら歩いている彼の手を見ると、更にギュッと強くハンドルを握り締めていて。
謙「 ちょっと、2人で出掛けたりしぃひん？ 」
「 …それは、つまり 」
謙「 …っと、デートって言ったら、あれやけど 」
そんなもんやな、なんて不器用に笑う謙杜くん
「 部活とかって、」
謙「 オフなんよ、逆にAは？ 」
「 あー…えっと、私は退部してるから、」
何の気なしに言ったつもりだった。
でもそれを聞いた彼は、目を大きく開いてから不思議そうに私を見つめる
謙「 …そうなんや、知らんかった。」
「 逆に、知ってたら怖いよ笑 」
謙「 そうやな、笑 」
ははっ、と笑う彼
深くは追求してこない優しさに、少しもたれかかりたくなる。
謙「 やりたいことやろうや、Aの 」
「 えー？じゃあ謙杜くんのやりたいこともやろうよ 」
私だけじゃ不公平でしょ？と問うと彼は優しく笑って
謙「 …なんか、本物のカップルみたいな感じやな、」
なんかむず痒い、と答えた。
その彼の横顔が夕日に照らされて、あまりにも綺麗で心臓が高鳴る。
きっと、セリフが胸をときめかせたんだと言い聞かせて。
「 じゃっ、じゃあ、私ここら辺だから、！ 」
謙「 もう近くなん？ ｣
「 うん、すぐそこで 」
謙「 なら安心やわ、
…じゃあ日曜の12時に駅前の噴水前集合で。 」
遅刻厳禁やで？なんていたずらっ子のように笑う彼
コロコロ変わる表情に、心が奪われてしまいそう。
幾分チョロい私が悪いのか、
はたまた
策士な彼が悪いのか。
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まっちゃん - めっちゃいいお話ですね推しがテーマでキュンキュン×２でした (10月8日 17時) (
レス) @page40 id: 05008d5b68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - ほんとに最高でした！自分の名前だったのでどきどききゅんきゅんしたし、自分の推しだったのでもう最高でした！❤ (5月30日 15時) (レス) @page44 id: 94cbac58ed (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - ゆいさん» ご返信が遅くなり申し訳ございません💦コメント・嬉しいお言葉ありがとうございます😭💕皆様にお楽しみいただけますよう作者頑張りますので、どうか暖かい目で見守っていただけますと幸いです😌🌙 (2022年9月2日 21時) (レス) id: e17195385e (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - Sky☆さん» ご返信が遅くなり申し訳ございません💦コメントありがとうございます♩まだまだ本作品をお楽しみいただければと思います😭💕 (2022年9月2日 21時) (レス) id: e17195385e (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - ともさん» ご返信が遅くなり申し訳ございません💦コメント・嬉しいお言葉もありがとうございます✨ (2022年9月2日 21時) (レス) id: e17195385e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凪 | 作成日時：2022年7月4日 23時
