好きな人が幸せならそれでいい

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もう軽く1時間経っただろうか






公園のベンチで大雨の中ぼーっとしていると








───JM｢っ…！いた…！Aっ！！｣






傘を持って走ってきたジミンちゃん






『ジ、ミン…ちゃん…？』







JM｢何してんだよバカ！心配したろ？！こんな大雨の中傘もささずに…！！｣






『っ…あ……ぅ…』






もう雨なのか涙なのかわからない






JM｢とりあえず僕んち行こう…｣





ジミンちゃんの家行ったらおじさんいるはずじゃ…






私の考えていることを察したのか







JM｢父さんならもう病院に預けたよ…｣






そう言うジミンちゃんにホッと息をつく







『ん…あ、りっがと…ﾋｯｸ』






JM｢ごめんね…今まで父さんならのことも気づけなくて情けない…とりあえず僕んち行こうね…｣







そう言って私の手を優しく掴むジミンちゃんの手は






暖かくて…





心地よかった






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JMside



『っ…ふっ…う…』






さっきの出来事を話してくれたA









ソヨンちゃんは…僕のこと好きでAと行ったのがショックだった…なんて言えるはずもなく








それでもグクくんへの怒りはおさまることは無かった








Aはただグクくんが好きなだけなのに







何も出来ない僕自身が情けない







『ごめんねっ…ジミンちゃん…』






JM｢なんでAが謝るの…悪くないんだから…｣





そう言うとまた泣き出す







僕はAの頭を優しく撫でて、抱きしめることしかできなかった





しばらくしてから






『明日、学校だから…そろそろ帰るね…』






そう言ってフラフラしながら帰っていった






JM｢大丈夫かな…｣

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