好きな人が幸せならそれでいい

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────夏祭り当日







ジミンちゃんのお父さんの所へ行きつつ





耐えたけど





やっぱり痣は酷くなる一方で




日曜日までに治ることは無かった




でもやっぱり夏祭りは行きたくて




痣は全てなんとか隠せた…と思う




ジミンちゃんは17時30分くらいに家に来た






JM｢A浴衣ちょーかわいい…！｣





『そんなに褒めないでよ恥ずかしい…笑』




ジミンちゃんがさっきから私をすごく褒めてくれる…笑






ジミンちゃんもおしゃれで不覚にもドキッとしてしまった









JM｢それでさそれで…"ピーンポーン”…｣







インターホンが鳴った途端心臓が飛び跳ねた







『…っ！グクっ！きた！！』





ｶﾞﾁｬｯ



勢いよくドアを開けると





JK｢よー｣





『や、やっほ！』





グクに会っただけなのにドキドキする






────JK｢Aにしてはかわいいんじゃね？｣




ﾄﾞｸﾝ






ずるいよ…そんなの……







でもきっと私の気持ちを知らない





こんなこと言うグクって






ほんとにずるいなぁ…





しばらく恥ずかしくて俯いていると






JK｢なーにAちゃん照れてんのー？笑｣





『う、うるさい！そんなこと急に言ったらびびびっくりするに決まってるでしょ?!』








恥ずかしすぎて上手く言えない






すると





JM｢僕を置いてけぼりにしないでよー？｣





『ちょ…ジミンちゃん…！』






後ろから抱きついてきたジミンちゃん







JK｢あの…Aの彼氏ですか…？｣






『な、何言ってんの？！違うよ？！』




必死に否定する私を見て





JM｢えー？Aとなら別に僕はいいんだけど…？｣






そんなことを言うジミンちゃん





好きじゃなくてもドキッとしてしまう





JK｢かわいい妹に彼氏出来るなんて俺寂しくて死んじゃいますよ…笑｣





妹とか言われたり、彼氏が出来たら寂しくて死ぬとか







嬉しいような悲しいような複雑な気持ちだった






『っ…ははっ…！行こうかそろそろ！』




こうして夏祭りの会場へ向かった

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