ヨジャマンネはうさぎ好きです 2 (ページ25)

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JKside

楽屋に戻ってきたAの手は絆創膏だらけで
転んだだけで片付くような怪我じゃなかった

案の定、絆創膏を外すと切り傷で誰かにやられたんだろうなって直感的に思った

『Aこっちきて』

｢はい…｣

『俺の目見て、ちゃんと言って』

Aから視線を外すことは無く、ずっと真剣に見つめた

そうするとぽろぽろと泣き始めた

JN｢ちょ、A？！｣

JH｢ど、ど、ど、どう？！｣

慌てるヒョン達をよそにAはゆっくり話し始めた

｢ぐうちゃ…っ、あのねっ…あの、あのねっ…｣

怖いのか息を詰まらせるA

『ゆっくりでいい、大丈夫だから』

そうAの顔を覗き、涙を指で拭いながら頭を撫でてやると

｢ん…っ、前から手紙でっ…辛いこと書かれててっ…今日はっ…カッターの刃が入ってた…っ｣

まさかずっとそんなことがあったなんて俺には想像なんてついてなくて

よくここまで我慢したなって思う

『そ…っか…よく頑張ったな…』

｢んーんっ…私がヨジャだからもっともっとがんばらないといけないの…っ…｣

『もうAは十分頑張ってる』

そう声をかけてやるとまた泣き始める

｢んっ…ごめんね…っ…ありがとうっ…｣

『ん、ほらぎゅってしてやるから』

ぎゅっと抱きしめて、背中をとんとんたたいてると、直ぐに眠りに落ちた

JM｢ほんと…このちっこい体で何抱えてんだか…｣

SG｢前から遅くまで起きてダンスしてたのもそのせいか｣

RM｢ほんと、頑張り屋さんだなぁ…｣

『もっと頼れ…』

それだけ言っておでこにキスを落とした

TH｢いやー、グギがピョンテだー！｣

JN｢俺たちのマンネも成長したなぁ…泣｣

JH｢いやーー！！見せつけられたァァ！！｣

『ヒョン達うるさいんですけど』

この後、その手紙は破り捨てた

あと、A宛に来る手紙は俺が確認することにした