お日様みたい【優馬side】 ページ9
そうして同時に頭をあげる。
少し可笑しくて二人して笑ってしまう。
男｢あ、俺自己紹介まだだったな。梶原優馬って言うんだ。まだ駆け出し審神者だけど宜しくな！｣
彼はまた笑った。
まるでお日様みたいに。
貴『あの、先程は本当に申し訳ございませんでした。お怪我はないでしょうか？』
優馬様の頬を触り確認する。
優馬｢だっ大丈夫！！それよりも俺、人間だけど大丈夫？｣
優馬様は顔を赤らめて私の手をゆっくりと外す。
貴『はい。ご心配お掛けしました。貴方の霊力は清らかで美しい。それに先程の力説で納得いたしました。貴方様は本物でございます。』
優馬｢そっか。よかったよ。俺ももっとAから信頼してもらえるように努力するから…。｣
貴『はい。期待しています。』
これも優馬様の人間性だろうか。
何故だか優馬様の言葉を聞いて顔が自然に綻ぶ。
優馬｢よし、行こうかな。Aも行ける？｣
貴『はい。お供します。』
優馬｢此処の坂道きついなぁ。あとひと踏ん張りかな。｣
貴『勿論。あと四半刻程で着きますよ？』
優馬｢四半刻…？って三十分？！結構かかるなぁ。｣
貴『三十分がどのくらいかは存じ上げませんが…。優馬様は殿方なのですからしっかりなさってくださいね。』
そんなことを話しながらゆっくりと本丸のある頂上へ向かった。
優馬様…いや、主とならこの本丸も変われるかもしれない。
________
______________本丸内
鶴丸｢A？何処へ行ったんだ…。｣
薬研｢神力は消えてない。此処の本丸の敷地内にいるはずだ。｣
鶴丸｢分かってる。ただ、知らない霊力付きでな。｣
薬研｢あぁ。早く戻ってこいよ、A。｣
本丸内では昼餉の準備を終えた薬研藤四郎と鶴丸国永が、
Aが出ていった大門のその先を見つめていた。
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ゆともす(プロフ) - 更新待ってます！ (2018年10月4日 8時) (
レス) id: 0710793742 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - とても面白いです(*^^*)これからも頑張ってください！応援してます！このお話大好きです(*^^*) (2018年3月31日 10時) (レス) id: 05de94b2f8 (このIDを非表示/違反報告)
ノドカ - とても面白くて一気読みしました！更新楽しみにしてます！頑張ってください! (2018年1月20日 18時) (レス) id: 94062155e7 (このIDを非表示/違反報告)
フランドールスカーレット - 二話目おめでとうございます!!一話から一気に読んだんですが文才に惚れました!!最新ファイトです! (2017年12月22日 13時) (レス) id: b4813fd3d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きな粉餅 | 作成日時：2017年12月21日 22時
