【ブラック本丸】裏切られ少女の再挑戦【刀剣乱舞】 (ページ4)

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【参】私の全てをかけてページ4

面接官｢では、面接を始めます。｣

貴『お願いします。』

最初は｢審神者採用試験に合格したらどのような心構えで刀剣男士たちと過ごしていきたいと考えていますか。｣とか｢歴史改変を貴方はどう考えていますか。｣などという質問ばかり。

平凡な質問ばかりだと思っていたら、私の心を揺さぶる質問がきた。

面接官｢貴方は一度審神者をしていますよね？何故辞めたのにもう一度受けようと思ったのか、辞めた理由ともう一度受けようと思った理由を答えてください。｣

_____________はぁぁぁあ？！

まじで？

それマジで言ってる？面接官さん。

これは家の事情って言うべき？

本当はあまり言いたくない。

でも、前に審神者をやってるのを知っているなら辞めた理由に繋がる事件ぐらい知ってて当然か。

それに、ここで逃げてどうする。

逃げたら刀剣たちに顔向け出来ないじゃないか。

貴『…っ。これは答えないと合否に関係しますよね。』

面接官｢もちろん、当たり前です。｣

で、ですよね…。

これはもう腹を括るしかない。

貴『辞めた理由としてら乗っ取りにあいました。以前は本丸番号〇〇〇ー△△△△ー□□□で審神者をしていました。そこで見習いを迎えたところ……。』

面接官｢見習いに乗っ取られました、と。｣

顔色も何もかも変えない面接官は全てを知っているようで。

何もかもを分かっているようで、少し怖かった。

貴『(怖気付くな私！！！)』

自分で自分に喝を入れる。

面接官｢それで、乗っ取られてそのまま辞めたと？｣

貴『いいえ、最初は見習いの思い通りにはさせないと対策をねっていたのですが…。その時に患っていた病気が悪化して寝込んでしまいまして、その間にまだ私の味方だった刀剣たちもあっちの手駒にされてしまって。』

___________彼らに追い出されました。

だからもう、審神者をする気にも新しい本丸を任される気もしなくて

この世界にはもう戻るつもりも無かった。

それからは暴力的な父親の世話をする為にコンビニとかスーパーとかでアルバイトを続けて。

貴『でも、刀剣たちと居た頃が忘れれなくて。彼らの笑顔が大好きだから。だからこの試験を受けに来ました。今度こそ、私の全てをかけて彼らのことを守ります！！』