【ブラック本丸】裏切られ少女の再挑戦【刀剣乱舞】 (ページ3)

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【弐】審神者採用試験ページ3

毎年、全国で数万人が受けるという審神者採用試験。

受かれば国家公務員というステータスで、高給取りで将来も約束されている、言わばキャリアというもの。

小中学生のなりたい仕事ランキングにも常に上位三位以内に入る子供にも憧れの仕事。

そんな審神者採用試験の合格率は僅か二万人に一人受かるような倍率。

それでも諦めきれずに毎日必死に勉学に励み望む人々。

そう、私もその一員だ。

貴『と言っても、二度目なんだよなぁ…。』

なんで採用試験を受けるのが二回目かっていうのは後々説明するけど、別に落ちた訳では無い！

以前はちゃんと合格して本丸も持った！

けど、色々な事情で辞めることとなったが、今回どうしても受けなくちゃならなくなった。

だから私は人生二回目の審神者採用試験の会場に来ているわけだった。

そして筆記試験と霊力があるかないかの分析試験が終わり、今は審神者適性試験という名の面接試験待ちだ。

毎年、ここまでで落ちる人はなかなかいない。

だけど、この面接試験で九割の人が落とされ、次の実践試験で最終決定される。

面接官は数千、数万と本丸と審神者を見てきた政府のとある部署のエリートたちによって行われる。

ごく一般の質問をされるが、此処で適応性を見観られて殆どの合否が決定されるという。

貴『だけど、こんな所で落ちる訳にはいかないんだ。』

私は緊張で死にそうだった。