ゆびきりげんまん ページ33
結局あの後は話が纏まらず、様子見ということで結論づいた。
私は話をしていた部屋を出て廊下を歩きながら考える。
それにしてもあの三日月と鶴丸の様子…。
少し不安になってきた。
貴『はやく全てを何とかしないと…。』
そしてある部屋の前に立つ。
でも、まず先に此処にある用事をすます。
貴『小夜、今剣、愛染。起きてる？』
｢…………。｣
返答はない。けど必ず起きているはず。
此処は和葉様の部屋で見つかった短刀達を寝かしていた部屋。
貴『入るね。』
そう言って部屋に入る。
そこにはまだ眠っているままの短刀達と起きている三振り_________小夜、今剣、愛染がいた。
この部屋に一緒にいた一期は何処か行ったのか此処には居なかった。
貴『三人とも少し外出ようか？和葉様はいないから残っているお菓子を食べよう。』
愛染｢…おう。行こう小夜、今剣。｣
今剣｢…わかりました。｣
そして三人を連れてきたのは中庭の近くにある縁側。
昼には短刀達が遊んでいるのを見たり、夜には鶴や一期や三日月達とお酒を飲んだり、時には悩んで泣いたり…と。
まぁ思い出深い場所なんだけど。
そこに三人を座らせてこっそり持ってきた砂糖菓子を渡す。
貴『さっき私や三日月や宗三、明石と話してること聞いてた？怒んないから教えてくれない？』
そう優しく言う。
小夜｢…目が覚めて厠へ行こうとした時に聞いちゃったんだ…。｣
今剣｢主様をころてしまうのですか？｣
貴『まだ殺さないよ。私は殺さないし、彼女には更正してい貰いたい。』
愛染｢なんで俺らに言わなかったんだよ。｣
貴『あは、だって寝てたじゃない。それに
もし起きていたとして言ったら貴方達は仲間や兄弟が大事でそんな危ないことさせない！って止めるでしょう？』
今剣｢だけど…。｣
なかなか納得してくれない三振り
それだけでも兄弟達が大事って凄く伝わる。
それだけで私はとても嬉しかった。
貴『大丈夫。絶対に仲間は折らせない。危ない目にも合わせない。約束。』
小夜｢本当？｣
貴『本当。だからほかの皆に心配掛けたくないからこのことは秘密にして欲しいの。もちろん三日月や宗三、明石、鶴達にも聞いちゃったことは言わないでね？』
今剣｢わかりました。やくそくです！ゆびきりげんまんしましょ！｣
そう言って三人でゆびきりをした。
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フォルト - とってもおもしろいです！タイトルは天ちゃんじゃなくて審神者なんですかね…次の更新待ってます！ (2017年11月5日 21時) (
レス) id: 583ccbd828 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉餅(プロフ) - 道化師ロキさん» ありがとうございます！早めに更新出来るようにします！応援ありがとうる！！ (2017年9月27日 20時) (レス) id: eefabb8af1 (このIDを非表示/違反報告)
道化師ロキ - とっても面白いです！！続きとっても気になります！！応援しています！ (2017年9月24日 20時) (レス) id: 49e4013bc3 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉餅(プロフ) - ゆきみさん» 面白いって言ってもらえてとても感激です！体調管理もしっかりしていきますね笑見てくださってありがとうございます！ (2017年8月17日 20時) (レス) id: 6ccaa21ff3 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉餅(プロフ) - 楪さん» ありがとうございます！頑張りますね〜！！期待に答えれるよう、頭フル回転させて更新します！('笑) (2017年8月17日 20時) (レス) id: 6ccaa21ff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きな粉餅 | 作成日時：2016年12月11日 22時
