気づかなかったこと。 ページ32
燭台切side
えっと、なんだかんだで初めての僕が語り手だね。
結局あの喧嘩のあと、ちゃんと話は進めたよ。
貴『これ以上仲間達が何かされる前に手は打ちたいものです。』
宗三｢ですが、彼女は言霊を使いますしね…。｣
明石｢それに見つかっていない者もおりますしなぁ。その刀剣達が人質になる可能性も出てくるんちゃいます？｣
そうなんだよね、僕らは長い間此処に居ながら彼女のことはあまり知らない。
今までの生い立ちも、審神者になった理由も、何を考えて審神者をしているのかも。
もちろん知りたいわけじゃない。
けれど知っていたら何か変わったのかな。
だって、彼女はたまに僕らに対して泣きそうな顔をするからね。
燭台切｢けど、今更知ったところでなぁ…。｣
貴『燭台切？考え事？また長谷部に怒られるわよ？笑』
燭台切｢あぁ、うん。そのさ、主を政府に突き出すってのはどう？｣
獅子王｢突き出す？そんな大人しく突き出される訳ないだろ？それに証拠なきゃ政府は動かないよ。｣
三日月｢いっそこちらで処分してしまうか。｣
鶴丸｢お、それ名案だな三日月！｣
燭台切｢ちょっと待って！なんで殺すっていう話になるの？確かに暴力や夜伽はされてるけど其処までする必要ある？｣
僕は話が殺す、処分するっていう話に変わってしまって慌てて止める。
貴『そうよ、殺すべきではないわ。政府に引き渡して更正させるべきよ。彼女だってまだ若いもの…。』
話の流れが変になったと気づいたのかAも泊めてくれる。
けど
鶴さんと三日月さんは
鶴丸｢おいおい光坊、何言ってるんだ？たとえ折っていなくても俺らにしたことは許していいことじゃないんだぞ？！｣
三日月｢二人共、あの女になにかふきこまれたか？｣
さっきから二人共この様子だった。
主を殺してやるだの
なにか唆されただの
人間は結局自己中心的で傲慢な一族だと。
何故か僕には二人が別人に思えた。
燭台切｢二人共本当に大丈夫かい？｣
鶴丸｢何がだ？光坊俺らはいつも通りだぞ？｣
鶴さんが見せてくれた笑顔はいつも通りで。
燭台切｢あぁ、うん。そうだよね。｣
そう言ってこのことを考えるのをやめた。
けどもう何かが変わり始めていたんだ。
まだその事に僕は気づけない。
いや、もう気づいていたのを気づかない振りをしていたのかもしれない。
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フォルト - とってもおもしろいです！タイトルは天ちゃんじゃなくて審神者なんですかね…次の更新待ってます！ (2017年11月5日 21時) (
レス) id: 583ccbd828 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉餅(プロフ) - 道化師ロキさん» ありがとうございます！早めに更新出来るようにします！応援ありがとうる！！ (2017年9月27日 20時) (レス) id: eefabb8af1 (このIDを非表示/違反報告)
道化師ロキ - とっても面白いです！！続きとっても気になります！！応援しています！ (2017年9月24日 20時) (レス) id: 49e4013bc3 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉餅(プロフ) - ゆきみさん» 面白いって言ってもらえてとても感激です！体調管理もしっかりしていきますね笑見てくださってありがとうございます！ (2017年8月17日 20時) (レス) id: 6ccaa21ff3 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉餅(プロフ) - 楪さん» ありがとうございます！頑張りますね〜！！期待に答えれるよう、頭フル回転させて更新します！('笑) (2017年8月17日 20時) (レス) id: 6ccaa21ff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きな粉餅 | 作成日時：2016年12月11日 22時
