存在意義のない少女

居場所などない ページ8

太「さぁ此処だ。芥川君入るよ？」




太宰さんに連れてこられたのはポートマフィアのだいぶ奥にある部屋だ




此処に私の教育係となる人がいるらしい




太「Aちゃん、此の青年が君の教育係兼上司になってくれる芥川龍之介だよ」




そこには黒い街燈に包まれたまだ自分と年も変わらないであろう青年が立っていた



貴「芥川龍之介さんですね。初めまして、ポートマフィアの新人構成員の宮川Aです」





太「じゃあ、私はこれから仕事があるから行くけど2人とも大丈夫かい？」




芥「はい」


貴「はい！！」



太宰さんは私たちの返事を聞くと納得したように頷いて行ってしまった





貴「芥川さん、あの・・・私足を引っ張らないように頑張るのでお願いします。まず何したらいいですかね？」





芥「・・・・なら何もするな」




私は耳を疑った




貴「あの、何故？」





芥「もうお前が此方へ入ったという話は流れて来ている。どうせ宮川家で出来なかった居場所を此処で作りたかったから入っただけなのだろう」




貴「ちがっ・・・」




芥川「何が違うというのか！！さして強いわけでもなく！ただ過去から逃げてきただけの弱者は此処にはいらんっ！！言っておくが







ーーーーーーーーーー此処にお前の居場所も存在意義もない





其れは首領も同じ事を考えているだろうしな」





貴「・・・・・・っっ！！！」






なんで貴方までそんな事云うの？

強くなりたい訳→←そんな笑顔・・・

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