存在意義のない少女

置き土産 ページ13

貴「さぁ、教えて下さいませ？」





母「なんで宮川家を追い出された貴方におしえなきゃならない訳？！其れぐらい自分で理解したらどうなの？！」





貴「分からないから、理解出来ないので此処に来て聞いているのですが。其れも理解なさって？」





声が怒りで震える





本当は此処で母に対してわめき散らしたい






今までの思いを伝えたい






けどあくまで冷静に最後は令嬢らしくおしとやかに振る舞う






母「なんで用無しのあんたに教えなきゃいけないのよぉぉぉぉっっっ！！！」





貴「お母様、宮川家の当主夫人であろう貴方が見っともないですよ。別に教えてくれてもいいじゃないですか。どうせ、此処はもう潰れるのですから？





どうしても教えないと云うのなら貴方がたが嫌いな異能を使ってもよろしいのですけれど。」





異能と言った瞬間あれだけ喚いていた母は静かになった







そしてずっと黙っていた父が口を開いた





父「もう、いいだろう。どうせ投降しても殺されて宮川家は潰れる運命なのだろう。だったら最後に娘に置き土産でも置いていく」







貴「ありがとうございます、お父様」



芥「(此奴の過去か・・・・)」




ーーーーーーーーーーーーーーー


芥川さん少なくてすみません！



次から過去編ですのでそれが終わり次第芥川も、太宰さんも中也さんもどんどん出します！

神様からのプレゼント→←教えて

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す