片思い ページ34
夕刻になって中也さんに支えて貰いながら医務室から出た
中也さんは途中で部下達に連れて行かれたけど。
まだ部屋にはやるべき書類やらが残ってる筈だし、夜には芥川先輩達と仕事がある
芥川先輩と仕事ねぇ….気が重い…
なんか今迄好きだったのにあの話を聞いてから気が重くて重くて仕方ない。
考え事してたらいつの間にか部屋に着いていて、ドアを開けるとそこには樋口さんがいた。
樋「A!大丈夫ですか?さっき倒れたって聞いて、その、ショックで倒れたのでしょう?ごめんなさい…。」
貴「樋口さんのせいじゃないですし、謝らないで下さいよ。もうバリバリ元気ですよー!!」
樋「A…」
そうだ、ここでへこたれたらダメだよね
そう思ってるのに、なんで涙が出てくるの?
さっき中也さんの前で涙枯れるまで泣いたのに
貴「あーー、折角だしコーヒー入れますね。ミルクとか砂糖とか入ります?」
話題を変えてみても全然止まんないよ
樋「A、その無理しないで…」
貴「樋口さん、私、芥川先輩の事好きなんです。」
樋「A?」
貴「それで、さっきも樋口さんと芥川先輩がお付き合いしているのかなって気になって立ち聞きしちゃって…っ!でも後悔してて!聞かなかったら知らないままもう少しだけでも今まで通りの関係でいられたのに!!」
言っちゃった…
此れで良かったのかな…
恐る恐る樋口さんの様子を伺う
樋口さんは眉を八の字にしながら悲しそうな顔をしていた
樋「ごめんなさい。そんな事に気付いてあげれなくて。マフィア加入当時辛そうにしていたAが楽しそうにしていたから安心しきってしまって。」
貴「…..グスッ」
樋「其れに私も芥川先輩にまだ片思い中で、思い伝えてないんです。だから付き合ってるとかそんなんじゃないですよ。」
貴「へ?」
樋「其れに私はAと芥川先輩が付き合う方がいいって思ってます。芥川先輩もAも私の憧れですから。」
貴「樋口さん….」
そんな風に思ってくれていたんだ。
余計涙が溢れ落ちる
そしてそのあと仕事が始まるまでずっと樋口さんにすがりついて泣いていた。
貴「ありがとう、樋口さん」
85人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きな粉餅(プロフ) - akarich7さん» ありがとうございます!また他の作品を作ったらお願いしますね!(*^_^*) (2016年11月8日 10時) (レス) id: 7d3292c1c4 (このIDを非表示/違反報告)
akarich7(プロフ) - 中也さん本当にかっこいいです!!ほかの作品でも、頑張ってください!!応援してます(^u^) (2016年11月3日 20時) (レス) id: 52ee79d13e (このIDを非表示/違反報告)
きな粉餅(プロフ) - 華奈さん» 中也さんですね!了解いたしました!中也さんほんと人気ですね!!笑笑 (2016年8月18日 19時) (レス) id: 7d3292c1c4 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉餅(プロフ) - 美希乃さん» 中也さんですね!!応援も書いていただきありがとうございます!励みになります!(*^o^*) (2016年8月18日 19時) (レス) id: 7d3292c1c4 (このIDを非表示/違反報告)
きな粉餅(プロフ) - 詩歌さん» ありがとうございます!細かくシチュエーションも書いていただき嬉しいです!(*^^*)参考にさせて頂きます! (2016年8月18日 19時) (レス) id: 7d3292c1c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きな粉餅 | 作成日時:2016年6月25日 21時