存在意義のない少女

自 殺愛好家 ページ3

か、川に人がおる・・・・




真冬なのに馬鹿じゃないの？！




貴「っ・・・」



ドボンッッ



貴「ささささっむい！死 にそうだよーーーーヘックションッッッ！ちょっ、そこの浮いてる人！
捕まって！！」




さっき死のうとしてた奴が助けるなんて可笑しいかもしれないけど何故か助けないとって思ったんだ




返事がない




意識がないのかな。なら・・・・




私は男の腕を引っ張りながら岸に向かって泳いだ




貴「ゲホッゲホッ・・・」



此の人生きてんのかな




貴「おーーい大丈夫ですか？意識あるなら返事してください！」



その瞬間ーーーー倒れてた男がむくりと起き上がった





貴「あ、あの大丈夫？おぼれてましたけ((男「嗚呼なんて美しい人だ！貴方が助けてくれたのかい？」・・・はぁまぁそうですけど」




・・・・急に喋りだしたぞ、大丈夫か？




男「私は太宰、太宰治だ。宜しく頼むよ美しい人よ」




貴「私は宮・・・宮城Aです。」




し、しまった。偽名を使ってしまった・・・





太「宮城Aちゃんね・・・・君はとても美しいね。是非！私と心中していただけないだろうか？！」




ーーーーーーーん？？！





貴「えっ？あ、はい？あの、自 殺ってどうゆう事ですか？太宰さんは自 殺願望があるんですか？」






太「私は自 殺愛好家だよ。自 殺がしたいんだ。まぁ他人に迷惑をかける自 殺と痛いのは嫌だけどね笑」




貴「なんともまぁ凄い趣味ですね。あの私で良ければご一緒しますが・・・」





太「えっ？自 殺してくれるの？！一緒に？」




貴「ご自分でそう云ってたじゃないですか」





其れを云うと太宰さんは新しいおもちゃを目の前した子供のような目をしていた





太「なら今からでもーーーーーーと云いたい所だけどね。君は本当に自 殺がしたいのかな？君にはまだ生きたいって云う願望があるように見えるんだけど？」






貴「えっ・・・・？」

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