81クール ページ36
Aside
ギィィ……と重たい扉が開く。
殺｢……不良なんていませんねぇ。
先生が全員手入れしてしまいましたから。｣
まあ、案の定入ってきたのは殺せんせーである。
あのマッハタコ、これ以上遅れてたら殺してるところだ。
殺｢遅れてすいませんね。
ここは任せて他のところをしらみつぶし見ていたので｣
渚｢……でなに、その黒子みたいな顔隠しは。｣
殺｢暴力沙汰ですので……この顔が暴力教師だと覚えられるのが怖いのです。｣
変なとこ気にしてんなー、あのタコ。
相変わらずのテンションにすこしほっとする。
ほっと一息ついていると僕の上に乗っていた男がやっと降り、殺せんせーの方へと向かっていく。
よかった……やっと降りてくれた。
強ばっていた体からだんだん力が抜けていく。
ここからは先生のターンだ、何もしないのが吉だろう。
そう思い、なんとか体を横に向け、殺せんせーの方を見る。
リュウキ｢せ、先公だとぉ！？
ふざけんな！！舐めた格好しやがって！！｣
男が逆ギレして殺せんせーに飛びかかるも
殺｢ふざけるな？｣
と殺せんせーに一瞬で撃ち落とされてしまう。
男は何をされたかよく分かっていないのか鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしていた。
なんて、無様な姿なのだろう。
殺｢先生のセリフです。
ハエが止まるようなスピードと汚い手で……うちの生徒に触れるなんてふざけるんじゃない。｣
黒い布で隠した先生の顔も真っ黒。
黒い顔色は怒り、激怒の色だ。
顎を打たれ、うまく動けないはずの男がなんとか立ち上がり、ナイフを出しながら話し始める。
リュウキ｢ケ、エリート校は先公まで特別製かよ……。
テメーも肩書きで見下してんだろ？
バカ高校だと思って舐めやがって。｣
なんとなくその言葉が重く感じる。
酷いことをする奴でもそんなことを考えるんだ。
でもそんな心を持っているなら、もっといいことも出来るはずなのに。
そんなことを思いながら殺せんせーの言葉に耳を傾ける。
殺｢エリートではありませんよ。
確かに名門校の生徒ですが学校内では落ちこぼれ呼ばわりで、差別の対象になっています。
ですが彼らはそこで様々なことに取り組んでいるのです。｣
諭すようにそういう殺せんせー。
殺｢君たちのように他人を水の底に引っ張るような真似はしない。｣
相変わらずそれっぽいこと言ってくれるー。
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乃亜ラッテ(プロフ) - 渚大好きさん» コメントありがとうございます！！応援の言葉を糧に頑張らせていただきます！！ (2017年12月17日 21時) (
レス) id: 1160659caf (このIDを非表示/違反報告)
渚大好き(プロフ) - 頑張ってください！ (2017年12月17日 15時) (レス) id: f3618771b7 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜ラッテ(プロフ) - rainさん» うう(T_T)ありがとうございます！！無理するどころかなまけちゃってて・・・ほんと申し訳ない・・・、面白いと言っていただけてうれしいです！！頑張って話作っていきます('◇')ゞ (2016年4月18日 0時) (レス) id: f9a9612f3c (このIDを非表示/違反報告)
rain - 面白かったです！これからも更新頑張って下さい！無理はしないでくださいね！ (2016年4月17日 22時) (レス) id: 6793ed2170 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜ラッテ(プロフ) - イラさん» お褒めの言葉、ありがとうございます！！・・・でも私自身夢主ちゃんの設定が分からなくなってきていr（（（、コメントありがとうございます！プレートが動く速さと同じくらい遅い更新ですけど頑張ります(*'ω'*) (2016年3月31日 0時) (レス) id: f9a9612f3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月影 | 作成日時：2016年2月21日 16時
