61クール ページ16
Aside
とても静かな教室、みんな無言でテストの答案を見つめていた
殺せんせーは背を向けて教卓の前に立っている
イリーナ先生と烏間先生はじっと僕らを見つめていた
ついさっき烏間先生が本校舎の先生たちに確認を取っていた
やっぱりテスト範囲が変わっていた、
聞いていないと抗議しても、E組だからの一点張り
ほんと、本校舎のやつらは好きになれない
殺「……先生の責任です、この学校の仕組みを甘く見すぎていたようです
……君たちに顔向けできません」
別に悪くないと思う、みんなそう思ってると思う、だってあんな頑張ってたし、
「…………」
数秒の静寂の後、ガンっ、大きな音が教室に響いた。
どうやら誰かがナイフを投げたようだった
殺「にゅやっ！！」
ナイフを投げたのは赤羽だった。
隣の赤羽が席を立っていつもの余裕そうな顔でせんせーに向かって言う。
業「いいの〜？顔向けできなかったら俺が殺しに来るのも見えないよ」
うん、通常すぎて怖いわ
殺「カルマ君！今先生は落ち込んで……ん？」
せんせーが赤羽から紙を受け取る、多分答案用紙だろう
理、９９
国、９８
数、１００
社、９９
英、９８
総、４９４
順位、4位
木「すげぇ……」
業「俺の成績に合わせてさあんたが余計な範囲まで教えたからだよ」
でもE組を出るつもりはないらしい、赤羽らしい
業「それに、あいつの点数も見てないの？」
指さされた僕、赤羽人に向かって指さしはいけないよ。
A「ま、うん、何とも言えない気持ちなんだけど……」
理、１００
国、９９
数、９８
社、９９
英、１００
総、４９６
……あと、一点
順位、2位
業「……目標達成はできなかったみたいだけど、それなりの結果を残してる」
殺「……！」
赤羽がせんせーをおちょくってる間、僕は答案をじっと見つめた
でも、ただA組行くだけだから、そう言い聞かせて気持ちを落ち着かせる
すごく悲しい、何にも言えない、
渚の方を見る、赤羽の挑発によって明るい顔に戻っていた
こっちに気づくと、少し悲しげ表情をした後、ほほ笑んだ
渚なりのエールなのだろう、少し気持ちが落ち着いた
殺「……Aさん、理事長から話は聞いてますが……あの話は本当ですか？」
一瞬だけこっちに来てそういったせんせー
A「うん」
と小さく返す、
しょうがない、腹をくくるか
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 104人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
乃亜ラッテ(プロフ) - 渚大好きさん» コメントありがとうございます！！応援の言葉を糧に頑張らせていただきます！！ (2017年12月17日 21時) (
レス) id: 1160659caf (このIDを非表示/違反報告)
渚大好き(プロフ) - 頑張ってください！ (2017年12月17日 15時) (レス) id: f3618771b7 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜ラッテ(プロフ) - rainさん» うう(T_T)ありがとうございます！！無理するどころかなまけちゃってて・・・ほんと申し訳ない・・・、面白いと言っていただけてうれしいです！！頑張って話作っていきます('◇')ゞ (2016年4月18日 0時) (レス) id: f9a9612f3c (このIDを非表示/違反報告)
rain - 面白かったです！これからも更新頑張って下さい！無理はしないでくださいね！ (2016年4月17日 22時) (レス) id: 6793ed2170 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜ラッテ(プロフ) - イラさん» お褒めの言葉、ありがとうございます！！・・・でも私自身夢主ちゃんの設定が分からなくなってきていr（（（、コメントありがとうございます！プレートが動く速さと同じくらい遅い更新ですけど頑張ります(*'ω'*) (2016年3月31日 0時) (レス) id: f9a9612f3c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月影 | 作成日時：2016年2月21日 16時
