33クール ページ34
Aside
僕は教室を出て教員室を目指s……
A「烏間先生いたんだ。」
廊下を見ると、烏間先生が教室を覗き込んでいた。
この騒ぎを見て呆然としている。
烏「Aさんか、これは一体……」
ギャーギャーと騒ぐ声が聞こえる教室を見ながら僕に聞く烏間先生。
簡単に説明をすると、はぁ、とため息を吐いて頭をくしゃっとかいた。
烏「まったく、あいつは……」
A「やっぱ、烏間先生もイリーナ先生のこと嫌いな感じ？」
烏「いや、そういうわけではない、呆れただけだ」
うん、先生死んだ魚みたいな目してるからね。
心の中でツッコミをしてると
烏「一番反抗してたのはAさんの方なきがするけどな」
と言われた。
A｢そうかもですね……。
ああいうストレートなタイプは得意じゃないんで。
私の性格と正反対すぎる。｣
苦笑いしてそう答えてみる。
烏間先生も確かに、と頷いてくれる
烏｢あいつは思ったことをすぐ言うからな……。
でも仕事ではそんなことしない。
多分君らの前だからそれなりには向き合おうとしているんじゃないか？
……確かに苦手かもしれないがもう少しだけチャンスをやってくれ。｣
小さく微笑んでそう頼んできた。
A｢烏間先生に言われたら断れないじゃないですか…｣
分かりましたよ……、と渋々了解する。
A「ま、取り敢えず連絡をしたから、僕は帰っていい？」
烏「……ダメに決まってるだろう、」
さっきのノリでうまく帰れると思ったのにー。
A「でも今のままじゃ授業になんないっすよー。
それだったら家に帰ったほうがいいでしょ？」
そう言ってみると
烏「……俺はしらない、ターゲットに聞いてこい」
と苦い顔をしていった。
A「分かりましたー｣
もちろん無断で帰るけど。
A「きょうは……英語の自学でもしてみようかな｣
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作者名：月影 | 作成日時：2015年8月6日 19時
