E組にはイケメン女子がいたそうで。 (ページ33)

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Aside

イ「はん！あの凶悪生物に教わりたいの？

地球の危機と受験を比べられるなんて……ガキは平和でいいわね～」

ふん、と鼻息を荒らげながら堂々と語り始めたビッチ先生。

僕達が馬鹿にされている。

ほんの少し空気がピリッとする、一触即発な雰囲気だ。

イ「それに聞けばあんた達E組って……この学校の落ちこぼれだそうじゃない。

勉強なんていまさらしても意味ないでしょ。｣

いつもＥ組に向けられている視線。

落ちこぼれだから、底辺だから。

「「…………」」

今クラスの中で、この先生は本校舎のヤツらと同じだ、という認識ができてきた。

イ「そうだ！！じゃあこうしましょう
私が暗殺に成功したら一人五百万円ずつ分けてあげる！！」

僕らは、本校舎のヤツらには容赦ないことを、この人は知らないからこんなにまあベラベラと喋れるんだな。

なんかもう苛立ちを超えて呆れる。

もう見た感じ5人くらいは僕と同じだ。

千葉とか赤羽、渚とか竹林とかは呆れてるみたい

女子は……全滅か。

怒りのオーラで溢れかえる教室。

消しゴムが黒板に当たった音を合図に誰かが何かつぶやいた。

そして

「「「出てけクソビッチ！！！！」」」

クラス全員での総ブーイングがはじまった。

「ブーブー！！」

「殺せんせーと変わってよ！！」

イ「なっ……、何よあんた達その態度っ、殺すわよ！？」

「「「上等だやってみろコラァ！！！！！！」」」

うん、これは学級崩壊(仮)だな、殺せんせーだったら(仮)外すけど

とりあえず烏間先生に報告しなければ……とこっそり席を離れた。