25クール ページ26
Aside
上からカルマが落ちてきたけど、なんとか一件落着。
まあその落ちてきた理由でちょっと怒ったけどね。
そんなちっぽけな理由で自分の命を使ったのかー！ってね。
あ、いやでも人によってそれが大事か大事じゃないかは変わるから、大口はたたけないけど。
渚「てか、なんでAはあんなところにいたのさ」
しんぱいしたんだよー！と渚に言われて思い出す。
A「……あっ！？ちょやば！」
渚side
A「うー、どーしよ」
渚「A、まず説明をしてよ……。
急に焦られても僕らが困るから」
急に焦りだすAからとりあえず何があったかを聞くと
A「くしゅん！」
↓
持っていたヘッドホンを落とす
↓
それを取ろうとする
↓
自分も落ちる
との事で。
A、人間じゃない説。
崖から落ちて生き残ってるって……猿じゃん……木伝いが得意な猿じゃん……。
業「えーっと要するにヘッドホンが落ちて、どっかに行っちゃったってこと？」
しばらく話を聞いていたカルマ君が詳しく説明をしてくれる。
A「そうなんだよ、うー、壊れてないかな……」
その説明を聞いて、また唸り始めるA
その様子を見て、カルマくんがにやりとわらったのに僕は気づいた
業「これのこと？｣
A「それ！」
待ってA？！
カルマ君ツノ生えてるって、何かするって。
A「赤羽、どこで見つけたの？」
業「落ちたところにちょうどあったよ
芋虫乗ってたけど。」
一瞬の沈黙のあと、どすっ…と鈍い音が聞こえる。
業「ぐっ！
……な、なんで殴られたの俺、今の嘘だよ……」
どうやらAがカルマくんの腹に1発かましたようですね
A「だったら仕返しってことで一発」
業「本当だったら？」
A「八当たりの一発」
業「酷くね？！」
渚「何茶番やってんの」
なんか長くなりそうだったので、中断させた
このまま蚊帳の外は悲しくなるからね
業「てかそんな大事なんだね、それ」
つまらなそうにカルマくんが言う
渚「うん、それは僕があげたやつだからね」
少し牽制の意味で、そう言ってみる。
カルマくんには渡さないよ
業「……渚くん、それ自分で言うんだね」
僕の発言に怯まず、挑発をしてくるカルマくん
小さく恋の炎がついた瞬間だった
渚｢もー、また髪の毛もさもさだよー？僕が梳いてあげる。｣
僕のもの、それをアピールするかのように僕はぐしゃぐしゃになっていたAの髪をいつも通りとかした。
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作者名：月影 | 作成日時：2015年8月6日 19時
