世界一仲の悪いカップルの日常【文スト】

日常7。 ページ8

中原side





今日の朝、俺の任務内容が知らされた。



内容は＿＿＿＿＿＿泥棒探し。



先日、横浜市内のガソリンスタンドでガソリンを大量に盗まれた。



だか、それだけではマフィアが、しかもその幹部が動くわけがない。



実はそのガソリンスタンドはマフィアの昔からの信頼のある傘下なのだ。


しかも、店員達は気絶していた。



その為何らかの異能を持っているのではないか、という訳だ。







“＿＿＿もし少しでも怪しい者がいれば、直ちに君の異能で動けなくするんだ。

そして尋問するといい。いいね？＿＿＿”




首領、ちょっと適当じゃね？





まあ、そんなこんなで泥棒探しをしているわけだ。

だが、一向に見つからない。


泥棒の背格好などの情報も一切なし。

果たしてこれで本当に見つか









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景色が変わった。






『＿＿＿＿＿＿よォ、中也。元気にしてたか？』





気づけば俺は倉庫のような少し広い場所に居た。


首にはナイフが突き付けられている。


そして俺のすぐ後ろからは聞き覚えのある声。


その声の主に重力をかける。



中也「Aか。久しぶりだなァ？」



『重い重い、やめろ。』



Aはそう云って、パッと俺の前に現れた。



中也「お前急にやめろよな。銀なみに怖ぇから。」



『はは、悪ィな。久し振りの再会だから普通じゃつまらないだろ？』



中也「お前……太宰に似てきたか？」



『は、アイツと？死んでもごめんだわ』




？「はぁ……全部聞こえてるよ」





耳に入って来た声に盛大に顔を歪めながらも、倉庫の入り口を見る。




中也「……オイ、今日は一体なんなんだ？
Aに続き……まさかテメェの顔も見ねェといけねェとか……



なァ？、太宰。」

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