日常31。 ページ32
僕たちはそれぞれ頼み終わり、あとは太宰さんとAさんのみとなった。
ナオミさんの脳内シュミレーションの様に上手くいってくれれば。
『うーん、迷うな』
太宰「私はアイスコーヒーでいいや」
“ ア イ ス コ ー ヒ ー で い い や 。”
「「「______!!!!」」」
何故、何故気づかなかった!!
食に対してあまり関心のない太宰さんが進んでクレープなんて頼まない!!
そもそも与謝野さんと国木田さんがアイスコーヒーを頼んでる時点で気づくべきだった!!
乱歩「まぁそうなるよね」
乱歩さんがボソっと呟いた。
先言ってくださいよ…。
『ええ、せっかくだからクレープ食ったら?』
!!?
『ほら、ミニクレープ?ってのがあるみてェだぞ、私はこれにするし』
太宰「そっか、じゃあ私もそれ食べようかなぁ」
Aさん、ナイス!!!!
全員が思った瞬間だった。
あとはそれぞれ好きな味のミニクレープを頼んで間接キスするんだ!!
『じゃあ、チョコのミニクレープ一つください』
太宰「あ、それ二つで」
「「「・・・」」」
ねぇ、なんでそこだけ気があうんですか。
・
・
『美味ェな』
谷崎「そうですね、はは…」
太宰さんとAさんが全く同じ味のを頼んだ為、作戦は簡単に崩れ去ってしまったが、みんな美味しそうだしいいか。
『鏡花、美味いか?』
鏡花「うん、美味しい」
『はは、そりゃァ良かった。
チョコ味も食うか?』
Aさんが笑顔で云った。
鏡花「…良いの?」
ぱああっと鏡花ちゃんの周りに花が見えた。
(((えっ、Aさん?)))
『いいぜ!ほら、あーん、」
鏡花「ん、」
差し出されたクレープを嬉しそうに、けど少し照れ臭そうに一口食べた。
(((あーん、って)))
『どうだ?』
鏡花「…美味しい」
『そうかそうか。あ、』
そういうとAさんは鏡花ちゃんの頬を拭った。
『クリーム、付いてんぞ』
そう云って、舐めた。
鏡花「あ、…ありがとう」
『ははっ、どうって事ないぜ!可愛いなぁお前』
Aさんはニカっと笑って鏡花ちゃんの頭を撫でた。
どうやらイケメンAさんにはどうやっても勝てないみたいです。
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こたく(プロフ) - 有栖川.さん» ヒェェ本当だ!!!教えてくださってありがとうございます( ; ; ) (2020年3月3日 16時) (レス) id: 3d133b905d (このIDを非表示/違反報告)
有栖川.(プロフ) - 日常45。と日常46。で"釦"が"牡丹"になっております。気づくのが遅くてすみません。 (2020年2月6日 19時) (レス) id: aa7e31ea9e (このIDを非表示/違反報告)
こたく(プロフ) - クロッキーさん» なんとなんと、受験生のお方ですか…!これから辛い時期が続いてしまうと思いますが、そんな時の励ましになれるような小説を目指します!!ファイトです!! (2019年6月16日 23時) (レス) id: 3d133b905d (このIDを非表示/違反報告)
クロッキー(プロフ) - 夢主ちゃんの性格好き……!今年受験生なのでこの小説を見て、頑張りたいです!更新頑張って下さい>< (2019年5月2日 23時) (レス) id: 3248997e70 (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 麦ちゃん さん» おめでとうございます! わああっ…とてもとても嬉しいです、本当にありがとうございます! これからも読んでくださっている皆様を笑顔にできるよう励みます。完結までお付き合い頂けると幸いです! (2019年5月2日 11時) (レス) id: 3d133b905d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こたく | 作成日時:2018年5月23日 20時