和牛 川西 ページ12
ただいま…
今日も誰もいない部屋に
虚しく響き渡る声。
ねぇ…私はいつまで我慢したらいい？
この寂しさをどこにぶつけたらいいの？
こんなに寝てたんだ…
いつのまにか長い時間眠ってたらしい。
ふとスマホに目をやると1通の着信。
賢ちゃんからだ…
私はすぐ電話をかけた。
プルルルル
川「あっ！もしもし？」
久しぶりの声だ…すっごく
聞きたかった声…
どうしたの？
川「A何してるかなって思って
かけたんやけど忙しかった？」
ううん、寝てて…
川「元気ないな？何かあったん？」
ねぇ賢ちゃん…いつ帰ってくるの？
川「今から荷物取りに帰るけどその後
また仕事あるからゆっくりは出来へんかな」
ねぇ…もう私達別れよう？
川「ちょっ待って？それ本気で
言うてる？何でそんな事言うん？」
もう限界なの！この広い部屋に
1人でいると不安に押しつぶされて
辛いし寂しいよ…私…耐えられない…
ワガママだって分かってる。人気が
あるから仕事が忙しいのも。
でもこれ以上付き合ったら彼を困らせて
しまう。
川「はぁ、はぁ、別れへんよ？」
えっ…
そこには私が1番会いたかった人が
息を切らして立っていた。
川「家に向かってる最中、電話掛かってきて
でたら別れよとか言うし。急いで帰って来たわ」
そう言った後、彼は思いっきり私を
抱きしめた。
川「ごめんな？寂しい思いさせて
でも俺、Aがおらなあかんねん。
Aがおるから仕事も頑張れるんよ
だから別れへん。」
この人は私を手離してくれない。
離してくれた方がどれだけ楽か。
そんな事言われたらまたあなたに依存して
しまうじゃん。
川「仕事落ちついたら休み取るから2人っきりで
ゆっくり過ごそう。そしてAがしたい事
たくさんしよ。それまで待っててくれへんか？」
グスッ…分かった。待ってる。その代わり
今まで待たせた分たくさんわがまま聞いて
もらうからね
川「可愛い彼女のわがままやったら
いくらでも聞いたげるわ」
そう言って彼は笑顔でまた仕事に行った。
また1人なのに寂しくないのはきっと彼が
待ってて、と言ってくれたからだ。
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末翔(プロフ) - nagi eriさん» 楽しみに更新待ってます (2018年11月6日 23時) (
レス) id: 3072538ace (このIDを非表示/違反報告)
nagi eri(プロフ) - 末翔さん» コメントありがとうございます。あと「」でくくったら見やすいですね。貴重なご意見ありがとうございます。また見て頂けたらうれしいです。 (2018年11月6日 23時) (レス) id: d674bcf36d (このIDを非表示/違反報告)
末翔(プロフ) - コメント失礼します。 とってもきゅんきゅんしました。 更新頑張ってください。 ただ、少し読みにくいので会話のところを「」でくくってもらえるとありがたいです。 (2018年11月6日 22時) (レス) id: 3072538ace (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nagi eri | 作成日時：2018年11月3日 6時
