その約束、すでに時効【凪 誠士郎】

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A母「まさか本当に結婚するなんてねえ！！」










凪母「ほんとよ！！まああんだけ仲良かったもんねえ」











A母「ほんと、どっかの知らん男と結婚、じゃなくて、いい子の誠士郎くんでよかったわあ！」













凪母「ほんとよ！私ひやひやしてたのよ！Aちゃんがどんな悪い子に取られちゃうかってね！」












A母「あら、でも私ね、ある事を聞いたことあるの！」













凪母「え！なになに？」













A母「Aが誠士郎くんにね、22歳になっても彼氏いなかったら結婚してくれって言って、誠士郎くんがいいよって言ってたの！！！」














凪母「えー！！そうなの！？もー、実質Aちゃんがプロポーズしてるじゃないそれ！」















A母「あはは！たしかに！うちの子男前に育っちゃったのねえ」













凪母「いやいや、そんなことない！だってほら、見て」













そして凪の母は少し離れた所にいるウエディングドレス姿のAをさす。













凪母「あんな綺麗なのよ」













A「いやあほんとに、そうね。でもほら、誠士郎だって。」














そしてAの母は泣いてるAの横にいる誠士郎をさす。















A母「あんなに立派で男前じゃない。」













凪母「いやあ、幸せね。ほんとに。涙出てきちゃう」















A母「ほんとね。しかもほら、今妊娠17週目でしょ？どんな可愛い子が産まれてくるか、楽しみね。」












凪母「そうね。はあー、Aちゃんに似てますように！」









A母「なんでさ！！私は誠士郎くんに似ててほしいわあ。そういえば、Aから謎の手紙もらってるんだった。」










凪母「え、なになに」











A母「ふふ」













凪母「えーなに！私も見たい！」

















A母「双子、だってさ。男の子と女の子。」













凪母「ったー！！感動！！どっちにも似てるといいなあ。」















A母「そうねえ。」













凪母「本当に、泣けちゃうわ」













A母「歳ね、私たち」












2人ともがAと誠士郎に近寄る。













「「結婚、おめでとう。」」

















『っありがとう！』



















凪「ね、時効なんかじゃ、なかったしょ？」



















fin

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