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なぜ、22歳になったばかりの私の家に、
幼なじみの凪くんがきて、押し倒されているのだろう。
凪「迎えに来たよ、A。」
凪に見つめられる。
凪「ねえ、結婚しよ」
『ちょっとタンマ、それもう時効だから!!!』
時は中学生時代に遡る。
_________
夏休み
公園で遊ぶには暑すぎるし、海に行くには遠すぎる。
決まって土日のどちらかに会っている凪とAは、
いつものようにAの家でゲームをしていた。
その最中、凪が突然
凪「……Aって、結婚願望とかあんの」
『え、なに急に。あるにはあるよ、そりゃあ』
凪「好きな人、いんの?」
『……うーん、いないかな』
凪「高校でつくんの?」
『…………私さ、好きっていう感情生まれてきてから人に対して一回も感じたことないんだよね。あ、恋愛面でね。』
凪「…………」
『だって私には凪いるし、凪だけで手一杯だし。あ、この考え方もしかして彼氏出来なくない?私』
凪「Aは高校行っても彼氏出来ないよ、どーせ」
『えー……』
暫くの沈黙。
『ねえ、22歳越えても私に彼氏いなかったら、私と結婚してよ』
凪がピクリと反応する。
凪「………いいよ」
それからというもの、
凪と同じ高校を志望したが落ち、初めて高校で凪と別々になった。
凪はサッカーを始めたため、あまり会う時間が少なくなった。
会えても、半年に一回、とか。
どんどん頻度は減っていって、ついに高校を卒業する時が来た。
卒業式の日、凪は別の学校なのにわざわざお友達をつれてAのところまできて、
バラの花束を一輪、プレゼントしてくれた。
しかしそれ以降、パタリと会う機会がなくなった。
そして今。
凪はプロサッカー選手になり、
Aは女優の道へと進んだ。
あの時卒業に来てくれた凪のお友達もプロサッカー選手になっていた。
たまーに、凪をニュースでチラチラみかけて、
凪頑張ってるんだな、成長してるな。
そんなことを思うだけ、だったのに____
凪「は?なかったことにするつもり?」
どうして、こうなった。
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虹(プロフ) - 完結おめでとうございます!!嬉しいような悲しいようなちょっとよく分からない感情ですが、陰ながら応援させていただいていました!!本当にお疲れ様です!リクエストの件ですがお時間ある時で大丈夫ですので烏くん、乙夜くんの夢小説を書いていただきたいです!! (2023年3月26日 2時) (レス) @page24 id: 12afbbff79 (このIDを非表示/違反報告)
村紗水蜜デコレさん(プロフ) - 完結お疲れ様です!!(╥﹏╥)良かったら絵/心さんのを書いて頂きたいですっっ(╥﹏╥) (2023年3月26日 0時) (レス) @page24 id: 66ad029385 (このIDを非表示/違反報告)
美影(プロフ) - Hiさん» コメントありがとうございます🥹そう言っていただけて嬉しいです💖 (2023年3月21日 19時) (レス) id: 1561903e15 (このIDを非表示/違反報告)
美影(プロフ) - 豆さん» コメントありがとうございます🥹これからも頑張ります❤️🔥 (2023年3月21日 19時) (レス) id: 1561903e15 (このIDを非表示/違反報告)
Hi - お、面白すぎる!!神だ、、! (2023年3月7日 19時) (レス) @page18 id: 20e40c99d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美影 | 作成日時:2023年2月1日 22時