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顔を上げると、麗日が立っていた。
下を向いて考え込んでいたからか、心配して声をかけてきたようだ。
「あぁ…」
麗日は轟が爆豪を好きなことを知っている。
しかし、このようなことを人に話すということをしたことがない轟は、話していいものか、と迷った。
すると麗日は轟の隣に腰を下ろし、
「私でよければ話聞くよ？」
と笑顔で言った。
轟はその笑顔に安心したように悩みを打ち明けた。
「…というわけなんだが、私はどうすればいいのか…」
真剣に悩む轟の隣で、麗日も悩んでいた。
(うーん、これは爆豪くんに直接聞くのが一番いいんとちゃうかな。でもそれができないから轟さん悩んでるわけだし…。っていうか爆豪くんもうちょっと素直になってもいいと思うんやけど。多分轟さんの気持ちにも気付いてるだろうし。もしかしたらこのことも知ってるかも？ってそれで何もしないって、爆豪くん性格悪すぎるんとちゃう？もしかしてあれか。ずっと俺のこと考えてほしい的なあれか。ありえそうやな。だって爆豪くん凄くみみっちいし。でもやっぱ性格悪いわぁ。そもそもこんな美人に好かれて)
「う、麗日？大丈夫か。」
轟が麗日を心配そうに見つめる。
「眉間、しわ寄ってるぞ。」
「あー、寄っちゃってたね。大丈夫大丈夫。」
(あかんあかん。逆に心配されちゃったよ。ここは遠回しに爆豪くんに直接聞いてみることを提案してみよう。頑張れ私！)
「もうさ、爆豪くんに直接聞いてみたら？」
(あー！私の馬鹿ー！)
轟はしばらく考えてこう言った。
「そう、だよな。」
「え？」
「やっぱそれが良いよな。」
「ん？」
「ありがとう麗日。決心着いた。」
「はい？」
「髪切ったほうがいいか聞いてみる。」
(告白するんじゃないんかい！いやでもそれだと、下手すると告白に繋がるかもだよ、轟さん。)
考え込む麗日をよそに、もう一度
「ありがとな」
と言って早速爆豪の部屋に向かおうとする轟。
「あ、と、轟さん！」
慌てて呼び止めた麗日だったが、振り返った轟の覚悟に満ちた顔を見てこう言った。
「頑張れ。」
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冬薙 - おもちさん» 私がうごメモにあげた小説はこちらに全てあげるつもりでいるので、お待ちいただけると幸いです。 (2018年10月12日 22時) (
レス) id: 343c04d089 (このIDを非表示/違反報告)
冬薙 - おもちさん» コメントありがとうございます。うごメモなんですが、ワールドうごメモギャラリーというサービスが終了してしまい、私が投稿したうごメモの作品は閲覧することができなくなってしまいました…申し訳ありません。 (2018年10月12日 22時) (レス) id: 343c04d089 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - すみませんうごメモって何て検索すればいいのでしょうか? (2018年10月8日 21時) (レス) id: 2f5b37d353 (このIDを非表示/違反報告)
冬薙 - ラリアさん» コメ返遅れてすみません。ありがとうございます！ (2018年3月4日 15時) (レス) id: 02fc250b6f (このIDを非表示/違反報告)
ラリア - とってもドキドキしています！頑張ってください！ (2017年12月23日 16時) (レス) id: edeac0aefe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬薙 | 作成日時：2017年12月16日 15時
