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「よーし、じゃあ次行こうか！ヤオモモ！」
「よ、よろしくおねがいしますわ。」
耳郎さんの左隣には、八百万さんが緊張した顔つきで背筋を伸ばして座っていた。
「ヤオモモは…」
うーん、と考え込む芦戸さん。
八百万さんも梅雨ちゃんと同じく誰とでも仲良くできる。
あえて名前を挙げるとすれば、考えたくはないけど轟くんかな。
自分で考えてるのになんだかむなしい。
「あ！」
芦戸さんと何やらコソコソ話していた麗日さんが思いついたように顔を上げる。
「飯田くんは？ほら、クラス委員って、何か一緒に仕事したりしない？」
「確かに一緒に仕事をすることはありますけど、これといって話すことはあまりありませんね。」
突然出てきた飯田くんの名前に少し驚いた。
「ほうほうほう…じゃあ次、麗日！」
「へ!?」
「あら、透ちゃんと三奈ちゃんは？」
驚く麗日さんに、疑問を投げかける梅雨ちゃん。
八百万さんの次が麗日さんということは、二人の間にいる芦戸さんと葉隠さんは抜かされることになる。
「だってさ、もし好きな人がいたらさ、それだけでキュンキュンできるじゃん？」
「それがないから私たちはみんなにキュンキュンさせてもらおうと思って女子会開いたんだよ。」
芦戸さんと葉隠さんはどれだけキュンキュンに飢えてるんだ。
「頼むよー、私たちを救ってくれー！」
そんなよくわからない助けを求める二人を見た麗日さんは、
「よ、よーし！私たちで二人を救おう！デクくん！」
と、何故か若干の棒読みで自分と僕の墓穴を掘った。
一方の芦戸さんと葉隠さんは、さっきまでの必死さはどこへ行ったのやら、キレのいいガッツポーズをしていた。
「麗日って緑谷もそうだけど、よく飯田と三人でいるよね。」
耳郎さんがタイミングよく話を振る。
「飯田くんかぁ、そういう目で見たことないなぁ…デクくんは？」
「僕もそうだよ。」
すると梅雨ちゃんが、
「お茶子ちゃん、爆豪ちゃんはどうかしら？」
と聞いた。
あのかっちゃんがこういう話に名前が挙がるのか…流石雄英だ。
「へ!?何で爆豪くん!?」
「爆豪ちゃん、お茶子ちゃんだけ名前呼びじゃない。」
「言われてみればそうでしたわね。」
そういう梅雨ちゃんに、同意する八百万さん。
「体育祭の時はかっこいいなって思ったけど、そういうんとちゃうから！」
焦ったように否定する麗日さん。
「麗日は爆豪か。」
決定づけてしまった耳郎さんを見て、さらに焦る麗日さんだった。
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冬薙 - おもちさん» 私がうごメモにあげた小説はこちらに全てあげるつもりでいるので、お待ちいただけると幸いです。 (2018年10月12日 22時) (
レス) id: 343c04d089 (このIDを非表示/違反報告)
冬薙 - おもちさん» コメントありがとうございます。うごメモなんですが、ワールドうごメモギャラリーというサービスが終了してしまい、私が投稿したうごメモの作品は閲覧することができなくなってしまいました…申し訳ありません。 (2018年10月12日 22時) (レス) id: 343c04d089 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - すみませんうごメモって何て検索すればいいのでしょうか? (2018年10月8日 21時) (レス) id: 2f5b37d353 (このIDを非表示/違反報告)
冬薙 - ラリアさん» コメ返遅れてすみません。ありがとうございます！ (2018年3月4日 15時) (レス) id: 02fc250b6f (このIDを非表示/違反報告)
ラリア - とってもドキドキしています！頑張ってください！ (2017年12月23日 16時) (レス) id: edeac0aefe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬薙 | 作成日時：2017年12月16日 15時
