陰日向の君に捧ぐ！ (ページ11)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:3,278 hit

嵐のような２(Juri.T) ページ11

『…どけてよピンク。』

樹「ひっど。てかそれ言える状況？」

「余裕だね」なんて悪戯に笑いながら

キスできそうなほどに距離を詰めてくる。

樹「デートして。もちろん、最終着地はベッドまで。」

『変っ態…』

樹「Aだけにだよ？」

『何人に言った？』

樹「本気はAにだけ」

追い詰められ、時折軋むデスクチェアに

樹「なんか、えろいねえ。」と耳元で言うもんだから

動揺して言葉を返せない。

『ちょっと…！』

樹「ねえ、返事は？」

もう無理…この状況打破したい…

『する！するから！ベッドの手前までなら！！！』

樹「んもーしゃーない。初デートだから許すっ」

許すも何も…ちゅっ

ん？……“ちゅっ”……？？？

今…この人…

樹「ちゅーはいいでしょ？ベッドのて・ま・え。

てことで、夜まで待っててね？じゃっ！」

A・RA・SHIのような彼はそう言って去っていった。

『じゃなくて…！！！！！』