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Dream 55 ページ7

.







ガチャ








『ただい、、え?』





健「Aおかえり!!」





玄関に入った途端健人が抱きついてきた。








『なに、急に?』



離れながらそう言うと、






「おかえりのハグってやつ?」





『は?』






「憧れるじゃん!そういうの!」






もう慣れた。




健人ってこういうものだし。





呆れた声で



『はぁ』



とため息をつき自分の部屋に行った。









.









.










『なんで自分の部屋にまで着いてくるかなー』








健「だってここ、俺の部屋でもあるし。」








確かにここ最近、部屋に健人の物のコーナーができてきてる気がする…









『勝手に住んできたんじゃん。野宿でもしてればよかったんだよ。』








「それじゃAのこと見てられないじゃん!」








『見なくて結構。』








「それじゃダメなの!俺はAを幸せにしなきゃいけないの!」









『ふーん。』







どうせこの話になると思ってましたよ。








この話題になるとキリがないからやめよ。









『着替えるから出てって!!』





「え、ちょっと!着替えたら教えてね!!」





ぐちゃぐちゃうるさい健人をグイグイと部屋から押し出した。









一応私優しいから着替え終わってから声かけてあげましたよ。






「もうA。いきなり追い出さないでよねー」






そんな言葉を無視して私はスマホをいじることに決めた。







だけど、いじるって言ってもたいしたことはしてない。




いつも学校でスマホで何してるの?って聞かれてもうーんってなるだけ。




それくらい記憶に残らないことしかしてないのだろう。







ただただネットをみたり、タイムラインみたり、つまらないことしかしてない。






夜中まで無駄話する友達なんていないし。







やっぱり私の生活はリアルに充実していない。

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作者名:ゆってぃー | 作成日時:2017年8月22日 23時

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