キャラメルドリーム 2 (ページ4)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:73,787 hit

Dream 52 ページ4

.

『ねぇねぇ、やばい。』

私が小声で伝えても

風「ん、何がだよ。」

風磨は気づいてくれない。

『前見て！』

「あ…」

先「菊池くん、中村さん。別に話していいよなんて一言も言ってないんですけどね。」

あらま、、

風「すいませんでしたー。でも一応聞いてましたよ、先生の話。」

なんか風磨怒られててもヘラヘラしてるじゃん。

上手いこと逃げ出せちゃうタイプの人だよ、この人。

先「じゃあ、今なんて言ってた？」

風「ここが重要なポイントなんですよね？」

これには先生も驚き。

まさか答えられるなんて思ってなかったらしい。

先「なんで答えられるんですか…」

私も先生に激しく同意です。

正直私はこの話まったく聞いてませんでした。

風「聞いてたからですよ？」

うわーこれ絶対先生にケンカ売ってるでしょ。

先「ま、まぁいいです。次からは静かにしてください。」

.

『風磨すごすぎ。』

「まぁ、こんぐらい普通だから。」

『ありがと。助かった。』

「そうだなー俺がいなければお前は大変だろうな。」

『え、それはないんじゃない？私が先生に気づいたんだもん！』

「いや！俺のお陰だしーー」

『はいはい。また怒られるからやめよ。』

「そうだな笑」

.

風磨はこうやってどんなことも笑いに変えちゃう。

すごいと思う。

そうやって周りを笑顔にさせてるから友達も多いんだろうな…。

いい人がたくさん集まるんだろうな…