Dream 67 ページ21
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『はぁ〜?なんでお前が1位なの!?』
今日はテスト返却日。
なんとなんと廊下に貼ってある期末テストの順位の1位のところに中島健人って文字が書いてある。
ムカつく。
こうなる予定じゃなかったよ。
だってだってだよ?
まず、私副科は全部クラスで1位なの!
これ自慢ね笑
それに数学と理科はクラス順位もそこそこよく健人にも点数勝ってたの。
私どちらかというと理系できちゃうから。
でもね私、理系ができちゃうから文系が全くできないの。
国語はギリギリ平均だったけど、社会はやばい。
範囲が歴史だったからやる気が起きなかった。
だって昔のこと覚えても意味無いじゃん。
あと、苦手な英語はもう終わりですよ。
平均より大幅に下回ってるだよね。
もともと諦めてたけど笑
そんなこんなで、いつの間にか健人と差がついてしまったのです。
健人は全体的に点数高かったんだよ。
だから1位も取れたっぽい。
『ねぇ、ほんとなんで健人こんなに頭いいの!途中から来たからテスト範囲の授業最初のほう受けてないじゃん。』
健「うーん。それは俺が神だから?笑」
『ねぇ真面目に答えてよ!それともまた記憶塗り替えた?』
健「ちがうちがう!それだけは違うから!」
『それだけ "は" ってことは、他のずるいことしたの?』
健「もう、違うから!もうこのこと忘れてね!」
そう言って健人は逃げていった。
てかありえないでしょ、そんな簡単にテスト出来るわけないじゃん。
絶対なんかした。
まぁ、でも健人って正体が謎だから気にしても私は関係ないか。
なんて気軽に流すことにした。
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作者名:ゆってぃー | 作成日時:2017年8月22日 23時