Dream 62 ページ15
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「終わった〜」
テストの終わりのチャイムが鳴った瞬間クラスから喜びの声が溢れた！
これでもうほぼ夏休み〜♪
明日と明後日はテストの採点するから休み。
素直に嬉しい。
もう結果なんていらない。
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奈「Aちゃん。明日とか遊ばない？」
『え、明日は…』
空いてるよ、空いてるけど…
遊びたくないな。
奈「ダメ？」
『あ、うん。あの、その、おばあちゃんが明日と明後日泊まりにくるから…』
行きたくないから嘘をついてみた。
奈「そうなの？」
『うん、せっかく来てくれるから家にいたいの。』
なんとか通用したか？
奈「おばあちゃん、どこ住んでるの？」
『え、あの、九州のほう…』
まだ疑われてるよ。
奈「何時くらいにくるの？」
『昼くらい…？』
めっちゃ聞いてくる。
ちゃんと作り話でもしっかりしてないとバレるぞこれ。
奈「ふーん。じゃあ夏休み遊ぼうね。」
『あ、うん。なんかごめんね。』
奈「ううん、じゃあね〜」
奈々ちゃん、口元は笑ってたけど目は笑ってなかった。
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茜「まだ仲良くしてるの？」
『あっ…茜ちゃん。』
茜「さすがにずっと嘘つき続けるのも無理があるんじゃない？」
茜ちゃんに言ってることはその通りだ。
茜「Aちゃんがぼっちになるのが嫌なら私が拾ってあげるよ〜笑」
(あかね〜帰るよ〜)
茜「あっ！呼ばれたから行くね、ばいばい！」
「あ、ばいばい。」
茜ちゃんは呑気に帰って行った。
拾ってくれるとか言ってるけど、そう簡単にはいかないよね。
茜ちゃんにはさっき名前呼んでた友達がいるし。
その友達は嫉妬強そうだからいきなり私が茜ちゃんと仲良くしてたら睨まれそうだし、、
結局私の居場所なんてどこにもないのかな…
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作者名：ゆってぃー | 作成日時：2017年8月22日 23時
