☆59 ページ13
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『2人ともじゃあねー』
聡｢うん！じゃあね！｣
マ「Aちゃんまた遊ぼうね！」
『あ、うん！』
優しい…
帰り際にハイタッチまでしてくれたし。
2人をみてると微笑ましいよ。
私もそろそろ帰ろうかな。
きくちと2人っきりになると何話していいかわからないし。
なんかちょっと気まずいし…
そう思って帰る準備をする。
「帰るの？」
『あ、うん。
今日はありがとうね。』
そう言い荷物をまとめ帰ろうと思ったその時。
「なあ。」
『ん？』
「もうちょっと一緒に居てくれない？」
そう引き止められた。
『なんで？
もうこれ以上は迷惑かけちゃうよ。
風邪結局どうなの？
熱また上がったりしてない？』
そう言って、きくちのおでこを触る。
大丈夫、熱ない。と思って手を離そうとしたその時。
「ねぇ、A。」
『え、なに？』
おでこから離しかけた腕を掴まれた。
「俺、そんなに優しくされたら勘違いしちゃうよ？」
『え？』
そのままソファにドサッと押し倒された。
『んっ…』
そしていきなりキスされる。
『ねぇ、きくち…？
どうしたの？』
「Aはさ、俺のことどう思ってるの？」
『え…』
答える暇もなく、腰のほうに手がまわされる。
怖い
そう思ってしまった。
『やめて！』
怖くなって言い放ったその言葉。
いつの間にか涙も出てて。
「え、あ、ごめん…
泣かすつもりじゃなかった、ほんとごめん。」
そう言って私の涙を拭おうとしてくる。
『嫌！触らないで。』
そんな手すら怖くて振り払ってしまった。
『わ、私、きくちのこと嫌いじゃないよ。
だけどこういうのはやめてほしい…』
「ごめん…」
『きくちはもっと人の気持ち考えられる人だと思ってた。』
「え？」
『結局きくちもそういうことしか考えてなかったんだね。
これだから男の人は嫌いなの…』
「…」
わかってたのに。
男なんてろくな奴いないなんてわかってたのに。
そう思いながら、何も言わずにきくちの家を出た。
きくちもそういうやつだった。
ただそれだけなのに、どうしてこんなに悲しい気持ちになるんだろう。
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ゆう(プロフ) - ありりんりんさん» 読んでくださりありがとうございます！今のところ近々続編を書くつもりはありません。せっかく提案してもらったのにすいません(>_<)。 (2020年5月23日 0時) (
レス) id: e294135eca (このIDを非表示/違反報告)
ありりんりん(プロフ) - お疲れ様です！続編あるならメンバーside読んでみたいです (2020年5月22日 23時) (レス) id: 6cac901a33 (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむすずりんご(プロフ) - 待ってましたー！！たのしみにまってますー！ (2020年5月7日 2時) (レス) id: 9c98cd3216 (このIDを非表示/違反報告)
ハッピースクール(プロフ) - 更新、とても嬉しいです。このお話が凄く好きなので、ゆかたんさんのペースで更新頑張って下さい。応援してます。 (2020年3月4日 22時) (レス) id: 831e3c9db9 (このIDを非表示/違反報告)
有香(プロフ) - 続きが気になります... (2019年9月8日 12時) (レス) id: b1c7c50b3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆかたん | 作成日時：2018年10月11日 22時
