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着地後、振り返るとカトルのHPは四分の一ほど減っていた。


「勝者、A」


抑揚の少ない声でヒースクリフが言うと、さっきまで耳に届かなかった歓声がいきなりわあっと大音量で聞こえてくる。


「あーあ、俺の負け。やっぱ敵わないか。スキル使わないって嘘までついたのに」


剣を鞘に収めると、こちらに歩み寄りながらカトルが言った。


「まあ、腕は鈍ってないみたいだから安心したよ。でもさぁ、・・・・なんでそんなに弱くなってんの?」
「・・・・!弱く、」


フードの端を、きゅっと引っ張る。


弱く、なった。

私が弱くなった。

カトルのこの視線に怯えるほどに?


「それになんか、自分の過去を否定して、なかった事にしようとしてるじゃん?昔のレイはそんなんじゃなかった」


追い討ちをかけるように言ったカトルに、自分でも感情が制御できなくて、


「私は、・・・私はレイじゃないっ!!」


叫んだ声は、私が今まで出したものよりも遥かに大きく、まっすぐ通っていった。


これによって一瞬にして静まり返った広場に、落ち着いた声が響いた。


「カトルもAも、落ち着きなさい。人前でする話ではないだろう」
「あ、だんちょー。・・・ごめーんなさーい」


素直に謝罪の言葉を述べたカトル。

ヒースクリフは私の前に立ち、口を開いた。


「・・・・すまないね」
「え・・・・?」

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菓豆(プロフ) - 夜風さん» コメントありがとうございます。頑張ってカルマの小説も更新しないとですね (2015年4月5日 13時) (レス) id: edc29e4d3f (このIDを非表示/違反報告)
夜風 - お帰りなさいです!カルマ君の小説、読ませていただきました!とても面白かったし、何より夢主ちゃんがかっこよかったです!更新頑張って下さい! (2015年4月5日 13時) (レス) id: 2e25d02f53 (このIDを非表示/違反報告)
菓豆(プロフ) - 紫芋さん» ただいまですっ!!実は旅行中ずっとこの小説の事考えてました(笑) (2015年4月5日 12時) (レス) id: edc29e4d3f (このIDを非表示/違反報告)
紫芋(プロフ) - 菓豆さん(旅行から)お帰りなさい!これからも、菓豆さんの作品見させて頂きます!頑張ってください(((o(*゚▽゚*)o))) (2015年4月5日 11時) (レス) id: 262404c03e (このIDを非表示/違反報告)
菓豆(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます。ご意見、ご感想等何回でもコメント下さい!! (2015年4月5日 10時) (レス) id: edc29e4d3f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菓豆 | 作成日時:2015年3月15日 20時

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