ＳＡＯキリト夢小説 White guardian５

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「・・・・明後日の朝まで待ってください。今すぐは無理です」


キリトとカトル。どちらとも視線を合わせずに言った。

しかし、


「今日からはだめなの？」


とカトル。


「明後日」
「どうしても、譲らない？俺としては、早いほうがいいなーって」
「譲りません」
「あはは、そっか。レイって頑固なの忘れてた」


やっぱり笑いながら言ったカトル。

だが、一瞬のうちに纏う空気は別のものになった。


「じゃあさ・・・・勝負、しよ？ああ、デュエルっていうんだっけ」
「勝負？デュエル？・・・・結果の見えた戦いはするだけ無駄です」
「ここ、現実じゃないんだよ？万が一ってあるじゃん」


おどけたようでも、視線はしっかりとこちらを見据えている。


「まあ、それは口実で、レイとまたやってみたいってのが本音。だめ？」
「勝ったら、明後日まで待てよ」
「あ、口調戻ったね」
「・・・・・で、今ここで始めるんですか」


カトルに指摘され、敬語に戻す。意味のない事だってわかってるけど。


「もうちょっと広いとこ移動しようか。レイが勝ったら、明後日まで待ったげる」


立ち上がり、『広いとこ』を目指す。


キリトは何も言わない。


いや、言えないのか。

時々口を開きかけるけど、何回か動かす閉じてしまう。

それは私も同様だった。

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