ＳＡＯキリト夢小説 White guardian５

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無事に(？)ドラゴンの巣穴から抜け出し、店まで帰ってくると


「早速作っちゃおうぜ、剣」


というキリトの一言によってリズベットさんは金属を手にし、作業を始めた。


今まで自分が相棒として扱ってきた武器は全てモンスタードロップか、売られているのを買ったものだったので、どのように武器が作られているか少々興味がある。

リズベットさんは炉から真っ赤になった金属を取り出すと、作業台の上に乗せて叩いた。

かなりの回数叩くと、金属だったものはその形を徐々に変えていく。


「おお・・・・」


感嘆の声を漏らしたキリトにつられるようにして、台の上の物体を眺める。


やがて出来上がったのは白く輝く刀身の剣。


キリトの背にある剣とは反対色のそれをタップし、リズベットさんは言った。


「名前は《ダークリパルサー》ね。そういえばなんで剣が二本も必要なのよ」


私もずっと疑問に思っていた事だ。疑問、というか確信が持てなかった、と言うほうが正しいか。


「ああ・・・・黙っててくれよ。ちょっと離れて」


そう言うと同時にキリトは左手に白い剣を持ったまま、背中の剣を引き抜いた。

通常、両手に剣を携えた状態ではソードスキルは扱えない。


しかし次の瞬間、私の抱いていた疑問は確信に変わった。


「あ・・・・っ」


黒と白の剣が、光を纏いながら空を切り裂く。

衝撃で発生した風が頬をなでた。


あいつが持つ神聖剣に次ぐ、いや、正確には


‘三つ目’のユニークスキル。

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