ＳＡＯキリト夢小説 White guardian５

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攻撃自体はただの突風に等しいからダメージは大した事はない。

しかし。問題はとばされた場所。


巨大な穴の、上。


咄嗟に穴の中へ飛び降り、リズベットさんが伸ばした手を掴む。



あ、れ・・・・？


なんで。



「A！リズ！」
「、すみません」
「え・・・・っ」


キリトの声に我に返る。

一言謝ってからリズベットさんをキリトへと投げ渡した。

二人とも一瞬驚きの表情を浮かべたが、キリトはリズベットさんの腕を掴んだ。


「掴まれ！」


その一言で、リズベットさんはキリトにしがみつく。


キリトが剣を眼前の壁に突き立てた。しかし、それだけでは落下スピードは緩まらない。


私は剣を握る力を強め、叫んだ。


「《換武》双月・・・・！」


左手に握っていた片手剣が見る見る形を変え、やがて私の両手には煌びやかな刀が納まっていた。


「キリトっ」


右で持っていた片方の刀を投げると、落下しながらもキリトはしっかりと柄を握った。

二人同時に壁に刀を突き立てる。


それでもスピードは緩まず、大きな音を立てながら私たちは地面に体を打ちつけた。

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