ＳＡＯキリト夢小説 White guardian４

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ヨルコさんの証言に疑問が浮かんだ。なぜ見ていないのに断言できるのか、と。


ヨルコさんは地面に跪き地中から小さな箱を堀り出す。


「あっ、《永久保存トリンケット》・・・・・・！」


その箱がどのようなアイテムであるかは知らないが、閃光の言葉で概ね理解できた。


箱の中から指輪を二つ取り出し、ヨルコさんが口を開く。


「ギルドの印章と、あなたとの結婚指輪。リーダーは殺`された時、この指輪を装備していたという証拠よ！」


グリムロックは、何も答えなかった。

言葉に出さなくとも、その通りだとこの沈黙が言っている。




「・・・私たちは現実世界でも夫婦だった。彼女はこの世界で変わってしまった。可愛らしく従順であった《ユウコ》は私の反対を押し切ってギルドを結成し、遥かに生き生きとして・・・もし現実世界に戻った時、離婚を切り出されでもしたら私は・・・・・」



あなたはグリセルダさんへ愛情ではなく所有欲しか抱いていなかった


グリムロックの言葉に対して閃光はこう言った。


しかし私は所有欲も愛情の一部なのだと思う。独占欲と似たようなものにも思えてしまうが。



押し黙ったグリムロック。


「この男の処遇は、俺たちに任せて欲しい。必ず罪は償わせる」
「・・・・解った。任せる」

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