ＳＡＯキリト夢小説 White guardian４

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『カトルはここにいるの・・・・！？』


私にしては珍しく大声を上げたと思う。

ヒースクリフは歩き出そうとしていた足を止め、少しの沈黙の後口を開いた。


「・・・・わからない」


一瞬、意味を飲み込めなかった。

この男が、曖昧な返答をするとは思っていなかったから。


いない、と断言してくれればいっそ諦めもつく。でも


「わからない・・・・？」
「私に言える事は、カトルはこのゲームを‘所持している’という事だけだ」


この世界にくる手段は持っているが、それを実行したかは不明。

ヒースクリフはこう言いたいのだ。


つまり、カトルがここにいるかは‘わからない’。


「ただ、」
「？」
「Aはゲームにログインする、とは伝えている。こちらにいる確率は高いと思うよ」

「そんなの、」


なんの根拠にもならないじゃないか。


幼少時代、確かに一緒にいた時間は長かった。

しかし、顔を合わせなくなってもう何年経つと思っているんだ。


大体、向こうはこちらを覚えていないかも知れない。


私はこんなになってしまったけれど、カトルは普通に楽しく暮らしてるはずなんだから。

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