ＳＡＯキリト夢小説 White guardian４

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「ＰＯＨ、久しぶりだな。まだその趣味の悪い格好してんのか」
「・・・・貴様に言われたくなぇな」


静かに、それでいてしっかりと殺気を孕んだ声。

傍でジョニー・ブラックがぎゃあぎゃあ騒いでいるが、二人は眼中にないといった風に相手を正面から見つめ返す。

男同士の見詰め合っている図を眺めていても面白くないので、口を開いた。


「で、どう致しましょう。まだ続けるおつもりですか」


三対一は厳しいが、三対二なら負ける気はしない。

挑発の意味も込めてそう言うと、ＰＯＨは小さく舌打ちした。


「・・・・Suck・・・・貴様らだけはいつか地面に這わせてやる」


ぱちんっと指を鳴らしてジョニー・ブラックとザザに合図を送るＰＯＨ。

貴様‘ら’が誰を指しているのかはすぐに理解できた。


「This person I protect.・・・・絶対にさせない」


独り言のように呟くと、踵を返そうとしていたＰＯＨが立ち止まる。


「ふっ・・・・殺人鬼が護衛とは、黒の剣士様も大変だな」
「な、っ」


息を呑んだ。いや、空間が止まったようにも思えた。

フードに隠れて見えないが、恐らくＰＯＨは笑いながら言葉を続ける。


「その様子だと、そいつは知らないみてぇだな」
「・・・・・・やめ、て」
「A・・・・？」


キリトの声が遠い。変わりにＰＯＨの声だけははっきりと耳に反響する。


「殺`した人間への罪滅ぼしのつもりか？」
「黙れ・・・・・・っ」


何かが・・・・いや違う。

私の何もかもが崩れていく音が聞こえた。

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