６０ ページ38
「お前らも、そこから、動くな」
視線を上げると、ヨルコさん達がザザに捕まってしまっていた。
「立派なハラスメント行為ですね。牢獄送りにしてさしあげましょうか」
「ボタンを押せないように麻痺させれば関係ない」
言うが早いか、頭上からナイフが降ってくる。
咄嗟に腕の力で背中に乗っているジョニー・ブラックごと起き上がった。
「これも避けるのかよ。ヘッド、こいつと遊んでいい？」
「・・・・好きにしろ」
「・・・・・遊ぶ？殺し合いですか？」
「それ以外に何があるんだ、よッ」
言葉を発しながら攻撃するのが好きなのかこいつは。
仕方なく背中から剣を引き抜く。
攻撃してオレンジカーソルになるのは御免なので、あくまで防御として刃を振るう。正当防衛だと言ってシステムは受け入れてくれるだろうか。
「ヨルコさん達だけ、逃がしてもらうことは・・・・・・できませんよね」
この状況でおまけなのはむしろこちらだ。逆はあってもそれは無理だろう。
甲高い音をならしながらナイフを避けていると、不意に視界の端にもう一つなにかが移りこんだ。ひゅおっと耳元で音が鳴る。
「っ・・・・！」
「あーっ！ちょっと！」
ザザが背後から攻撃してきたのだ。
「・・・・二対一って卑怯じゃないですかね」
「関係、ない。お前を、殺`す、それだけだ」
・・・・・仕方ない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 198人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
神代 - おもしろいです (2015年6月12日 21時) (
レス) id: 4007d28527 (このIDを非表示/違反報告)
菓豆(プロフ) - 卯蘭さん» お役に立ててなによりです。応援ありがとうございます！！ (2015年3月12日 21時) (レス) id: 70dd2b75b7 (このIDを非表示/違反報告)
卯蘭(プロフ) - それと、夢主ちゃんクールビューティーすぎて最っ高です！いつも見てます、応援してます！！((日本語ｴ (2015年3月12日 21時) (レス) id: 5ad3b9ae2e (このIDを非表示/違反報告)
卯蘭(プロフ) - 菓豆さん» 分かりました！ありがとうございます、検索してみます！！(ノ´∀｀*) (2015年3月12日 21時) (レス) id: 5ad3b9ae2e (このIDを非表示/違反報告)
菓豆(プロフ) - 桃さん» コメントありがとうございます。そして誉めていただいてありがとうございます!! (2015年3月12日 7時) (レス) id: edc29e4d3f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：菓豆 | 作成日時：2015年2月15日 14時
