ＳＡＯキリト夢小説 White guardian４

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咄嗟に三人の方に駆け出す。

考え事していて気づくのが遅れるなんて。何の為の索敵スキルだよ。


「シュ・・・・！」


ヨルコさんが声を漏らした時、トスッとシュミットの首元に小さなナイフが突き立てられていた。


すぐに飛びのこうとしたらしいシュミットだったが、地面に崩れ落ちる。麻痺毒だ。


「ワーン、ダウーン」


無邪気な声の主は、奇妙な姿をしていた。

しかし、私はこいつ・・・いや、こいつらを知っている。


「下がって」


緊張からか、低い声で言いながら二人の前に立つ。


「Aさんっ」
「なんでここに・・・」


視界には、三つ、カーソルが出現している。一人はシュミットを攻撃したプレーヤー《ジョニー・ブラック》。もう一人はその隣の小柄なプレーヤー《赤眼のザザ》。

そして、禍々しい雰囲気を全身から放っているプレーヤー。


「・・・《ＰＯＨ》・・・」


思わずそいつの名前を呟くと、レッドギルド【ラフィン・コフィン】のトップはシュミット、次いでこちらを見て静かに言った。


「Ｗow・・・・こいつはでっかい獲物だ。ＤＤＡのリーダー様と、狂戦士様じゃないか」
「誰ですかそれ。どなたかと勘違いされていませんか」


なんでこいつらも知ってるんだ。

不愉快な事この上ない。自分よりも高い位置にある相手の顔を睨み付けた。

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